キヤノン(株)とキヤノンマーケティングジャパン(株)は8日、入門者向けコンパクトデジタルカメラの新製品として、『PowerShot A550』『同 A460』の2製品を3月上旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は2万3000円前後、1万8000円前後。
いずれも、従来機種『PowerShot A530』『同 A430』(2006年3月発表、関連記事)からのマイナーチェンジモデル。有効画素数が向上し、液晶パネルのサイズ/表示画素数が増強されたこと、および省電力化を進めてバッテリー駆動時の撮影可能枚数が増えたのが特徴。
光学4倍ズームレンズと、ISO 800相当(A550)もしくはISO 400相当(A460)、映像エンジン“DIGIC II(ディジック ツー)”搭載などの基本的なスペックは変わらない。従来機種との具体的な違いは次の通り。
PowerShot A550(同 A530との比較)
- 有効画素数
- 710万画素(従来は500万画素)
- 液晶パネル
- 2.0インチ/約8万6000画素(1.8インチ/約7万7000画素)
- サイズ/重量
- 幅91.2×奥行き43.1×高さ64.0mm/約160g(幅91.2×奥行き43.2×高さ64.0mm/約170g)
- バッテリー駆動時間(CIPA準拠)
- 約140枚(アルカリ乾電池)もしくは約500枚(ニッケル水素充電池)(約90枚もしくは約360枚)
- 撮影などに関する主な新機能
- 高感度オート(暗いシーンではISO感度を高めて手ぶれを防ぐ)
セーフティズーム(記録画素数を落としながら光学ズームからシームレスにデジタルズームへと移行)
デジタルテレコン(光学ズームを使わずにいきなりデジタルズームを行なう。暗い場所でシャッター速度を落とさないための撮影機能)
3:2ガイド(銀塩フィルムと同じ縦横比の撮影ガイドを表示する機能)
SDHC対応(2GBを超える大容量SDカードをサポート)
PowerShot A460(同 A430との比較)
- 有効画素数
- 500万画素(従来は400万画素)
- 液晶パネル
- 2.0インチ/約8万6000画素(1.8インチ/約7万7000画素)
- サイズ/重量
- 幅106.0×奥行き40.2×高さ51.8mm/約165g(幅103.0×奥行き40.2×高さ51.8mm/約160g)
- バッテリー駆動時間(CIPA準拠)
- 約120枚(アルカリ乾電池)もしくは約400枚(ニッケル水素充電池)(約90枚もしくは約360枚)
- 撮影などに関する主な新機能
- セーフティズーム
スライドショー(撮影結果を自動的に連続表示)
3:2ガイド
SDHC対応