2006年12月に正式オープンしたhtc端末向けのアンオフィシャルサイト“htc Fan Site(エイチティーシー ファンサイト)”と、日本に来た外国人向けに日本のWindows Mobile端末を紹介する“PocketPC Japan(ポケットピーシー ジャパン)”が共同で主催するWindows Mobile User向けイベントが6日に渋谷のレストランにて開催された。
イベントは“Windows Mobileを搭載した端末を持っている人”“Windows Mobileに興味がある人”“スマートフォンに興味がある人”を対象に事前予約制で開催され、約20人のユーザーのほかゲストやプレス関係者が集まり、交流を深めていた。また、PocketPC Japan共催ということで、外国人のユーザーの姿も多く見られたのが印象的だ。
イベントでは、htc Fan Site代表のKzou氏によるWindows VistaとWindows Mobile機での“モバイルセンター”機能を利用したデモが紹介された。また、外国人のゲストも多いということで、PocketPC Japanを運営するアンドリュー・シャトルワース(Andrew Shuttleworth)氏による適宜通訳が行なわれた。
現在、Windows XPではWindows Mobile機と接続してデータの同期をさせる際に“Active Sync”を介してデータのやりとりが行なわれているが、Vistaで新たに利用されるデバイスセンター機能を利用することで、ソフトを介することなくシームレスに利用できる。ただ、現在ではWindowsアップデートによる提供がされておらず、マイクロソフト(株)のサイトにてダウンロードする必要があるという。
また、スモールネットワーク(株)のWindows Mobile機向け文字入力支援ソフト“iuTAP(アイユータップ)”について、同社代表取締役の堀江健一氏により製品説明が行なわれた。
iuTAPは、ローマ字入力時に利用されるキーを解析し、“い”を“YI”、“う”を“WU”と設定することで、必要なキーを12個まで絞込み、QWERTYキーボードで入力するようにテンキーで日本語文字入力ができるという。
また、本ソフトはブログなどで紹介したりレビューすることなどを条件に、イベント参加者全員にプレゼントという形が取られていた。
ファン主催のイベントということで、全体的に和やかなムードで進められ「Windows Mobile機が欲しいのだが、何ができるのか分からない」といった購入前の相談や、実は参加していたHTC Nippon(株)のマネージャーによるコアな質問への回答なども行なわれていた。