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JCS、RAIDユニット一体型の大容量NASと2U/3Uラックマウントサーバ

2007年02月05日 23時00分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本コンピューティングシステム(JCS)は、RAIDサブシステム一体型でLinuxベースのNAS製品「Type VCNL-3U」「Type VCNL-2U」と、ラックマウント型サーバ「Type-3UXPJ」「Type-2UXPJ」の販売を開始した。

Linuxベースの大容量NAS「Type VCNL-3U/2U」

 「Type VCNL-3U」「Type VCNL-2U」は、ハードウェアRAIDユニットを搭載したシステムとして販売しているRAIDサブシステムと、NASヘッドを一体化させたオールインワン製品。Linuxカーネル2.6ベースのNAS OSを搭載し、RAID 6に対応。可用性の高い冗長化電源ユニットを備え、既存ネットワーク環境への容易な導入が可能な製品だ。

Type VCNL-3U

Type VCNL-2U

Type VCNL-3U

Type VCNL-3U

 NASヘッド部には64ビット対応のXeon(1基または2基)、1GBのメインメモリ(最大16GB)を搭載。ネットワークインターフェースとして標準でGigabit Ethernetを2ポート装備し、3Uモデルではオプションで最大5枚までデュアルポートのGigabit Ethernetを追加できる。また、ポートトランキングをサポートしており、オンデマンドの動画配信や放送分野におけるHDV映像のネットワーク編集など、高速なネットワーク環境が求められる用途にも適しているという。

 ストレージ部は、RAIDプロセッサにインテル 80321プロセッサを搭載。3Uモデルでは最大16基のHDDを搭載でき、。750GB HDD搭載時の1ユニットあたりの総容量は12TB(RAID 0構成時)と大容量を実現している。

 価格は、Xeon 3.0GHz/250GB HDD×16の3Uモデル「VCNL250016-3U」が129万1500円から。Xeon 3.0GHz/250GB HDD×8の2Uモデル「VCNL250008-2UE」が90万3000円から。


RAIDユニット一体型2U/3Uラックマウントサーバ「Type-3UXPJ/2UXPJ」

 「Type-3UXPJ」「Type-2UXPJ」は、ラックマウント型のサーバとRAIDサブシステムを一体化し、省スペースを実現した製品。サーバ機能とRAIDサブシステムをハードウェアレベルで一体化することで、統合された管理環境を提供する。

Type-2UXPJ

Type-2UXPJ

Type-3UXPJ

Type-3UXPJ

 サーバ部のCPUは、クアッドコアXeon 5300/デュアルコアXeon 5100/クアッドコアXeon 3200/デュアルコアXeon 3000シリーズ、デュアルコアOpteronから選択可能。3Uタイプでは、拡張スロットを5基備えており、オプションの10Gbit Ethernetや4G Fibre Channel/InfiniBandなどを追加することで、高速なネットワーク環境が求められる用途でも利用が可能となる。また、産業機器用の各種ボードにも対応しており、産業機器をはじめとするセキュリティシステムや医療・介護分野での応用など、幅広い用途での利用が見込める。さらに、クアッドコアXeon×2基(合計8コア)を搭載したモデルでは、エンタープライズクラスのDBサーバやHPC(High Performance Computing)分野でも利用可能だという。

 ストレージ部はRAIDプロセッサとしてインテルの80321ロセッサを搭載。3Uサイズの場合、最大16基のHDDが搭載可能で、750GB HDD搭載時の1ユニットあたりの総容量は12TB(RAID 0構成時)となる。

 価格は、デュアルコアXeon3040(1.86GHz)/250GB HDD×8の「VC81600W-2UEXPJ」が86万円から。用途や使用環境に合わせてマザーボードおよびCPUを選択できる幅広いラインナップとなっている。

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