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広がってます、Wireless Gateユーザーの輪 Part.2

第3回 これぞ、デキるビジネスマン!? にピタリの通信手段だっ

2004年12月13日 00時00分更新

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B(26歳)。(自称)デキるビジネスマン。学生時代からパソコンの自作が好きで、動画編集やデジタルカメラで撮影した写真の管理などに使っている。ノートパソコンは主に仕事専用で、定額制のPHS通信カードを使って社外でもメールの送受信はできるのだが……。

デキるビジネスマンのコーヒーが
冷めちゃう!?

 なにを隠そう、A子にASCII24 Wireless Gateのことを教えた先輩とは、私のことだ。だいぶ喜んでいたようなので、「次は気をつけろよ」と涼しい顔で声を掛けつつ、心の中では得意満面。独り悦に浸っている今日この頃だが、実はここだけの話、私自身“ASCII24 Wireless Gate”の存在を知ったのはつい先日のことだったりする。

 私の担当営業地域は丸の内にあるオフィスが中心なのだが、社内にいるときはもちろん、外出先や帰社した後でも、仕事に関するメールをすぐ受け取らなければならないことがある。例えば、「取引先に見せる資料に差し替えがあったから、至急に目を通してほしい」といった連絡が容赦なく入ってくるからだ。そんなときは、ご丁寧に私物の携帯電話にまで、「資料を送信したので 大至急確認願います」なんてメールが入ってくる。

 そんなとき、“会社にいる時に一言いただきたい”——というか、そもそも急に資料を差し替えるのはいかがなものよ? と考えたりもするが、デキるビジネスマンを自認(?)している身としては、こんな突然の事態にも余裕をもって対応しようと、常に心がけている。

 とはいっても、お気に入りのカフェやバーで自分の時間を大事にしたい私としては、急な対応しろと言われても自宅や会社にUターンというのはいささか困る。手持ちのPHSデータ通信カードを使えば、いつでもどこでもメール受信は可能だが、PHSの通信速度(私の場合64kbps)なんてたかが知れている。テキストメールのやり取りならまだしも、10MB以上にもなるプレゼンテーションデータ(PPTファイル)を受け取るのは勘弁させていただきたい。

 もちろん現実にはどんなファイルでも受け取るしかなく、以前は喫茶店でコーヒーの香りを楽しみながら受信処理を待ち続けたのだが、コーヒーがすっかり冷め切っても終わらない。ダウンロードが終わってふと時計を見れば軽く30分オーバー。メールのやり取りで1時間コースになることもある。結局コーヒーを飲みまくりイライラするだけで精神衛生上もよろしくないし、こんな姿はデキるビジネスマン像からは程遠い。

 そこで外出先でも、もっとスマートにインターネットに接続する手段がないかと探していた。そのときに思い浮かんだのは、

  • PHSによる定額制のデータ通信サービス
  • 無線LANによるアクセスポイントを利用

——といった通信手段だ。

PHSデータ通信だと……うーん

 最初に調べたのは、PCカードタイプのPHSデータ通信カード。この方式は“利用場所を選ばない”というメリットこそあるものの、“通信速度”で魅力に乏しい。各社のカタログを眺めたところ、通信速度は最大128kbps。理論値どおり128kbpsで通信できたとしても10MBのファイルをダウンロードするのに10分程度待たされる計算だ。コレを使っている知り合いに聞くと、必ずしも128kbpsは出ないとのこと。これでは今使っているPHSから乗り換えるメリットはない。

 また、料金も割高に思えた。定額制サービスを利用した場合、年間使用割引などを利用しても月額5000円程度はかかってしまう。毎日のPHSで通信する人には割安かもしれないが、私の場合は会社と家に高速なインターネット接続環境があり、外出先での利用は月に平均5回程度か。仮に定額制で月額5000円として計算すると一回あたり1000円、ランチ1回分以上になる。これはちょっといただけない。より割安になる従量課金制サービスを使うにも、ハードウェアの新規購入が必要だし、速度面での不満は解消できない。

だったら無線LAN! ならばWireless Gate

 一方、公衆無線LANサービスを利用する最大のメリットは“高速なアクセス速度”だ。過去に試用したケースで、実際の通信速度は2~3Mbps程度とはわかっているが、それでも10MBのデータ転送に要する時間はわずか40秒! 20分以上かかっている現在のPHSデータ通信と比較すると、まさにケタ違いのスピードだ。

 一方、気になる使用料金だが、定額制と従量課金制があるようだ。カタログを眺めてみたら、定額制なら月額1600円程度、従量制なら1日500円――といった具合で利用シーンに応じて選択できるが、どちらもPHSデータ通信より安いと感じた。

 もっとも、公衆無線LANサービスを使うにはアクセスポイントまで足を運ぶ必要がある。アクセスポイントがワークエリアの近くになければ意味がない。アクセスポイントの設置場所はサービス業者によってチカラを入れているところが異なり、例えばエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(株)(NTT-BP)の“無線LAN倶楽部”では、鉄道各線/地下鉄などの駅や駅近郊の建物が多くカバーされている。また、“ローミング”と言って、他社の公衆無線LANサービスと相乗りして、カバーエリアを広げているようだ。

 さて、ここまでは公衆無線LANサービスの基本情報。誰でも知ってる(はず!?)。しかし、デキるビジネスマンはここからが違う。といっても、Webサイトを見ていてふと目にとまったのだが、“使いたいときにケータイでアクセスポイントを探して申し込む”だけでそのアクセスポイントを2時間ほど使用でき、しかも使用料は一回でコーヒー1杯程度(315~399円程度)という“ASCII24 Wireless Gate”。気になるアクセスポイントは複数のサービス業者が提供するポイントから最寄の場所を利用でき、その数は1400ヵ所以上。これなら都内だけでなく、出張先や旅行先からも使えそうだ。

 また、価格も月5回使用した場合で1575〜1995円(月額基本使用料は210円)で、使わない時には基本使用料の210円だけしかかからない。仮にそれ以上使った場合でも、15回なら4935円(315円のアクセスポイントで計算)。これならPHSの定額サービスよりも安くなる。高速で便利なうえに経済的だ。さらに、年内は210円の月額利用料が無料になるキャンペーン中だという。試すなら今しかないと、早速そのサービスに申し込んでみた。

熱いコーヒーと高速ネット接続で
仕事にも気持ちにも余裕!

 ケータイで“ASCII24 Wireless Gate”にアクセスして登録を済ませたら、アクセスポイントを検索。すると自分自身のいる場所のすぐ近くにあるアクセスポイントとそのアクセスポイントまでのルートが地図で表示された。どうやら半径500m以内にアクセスポイントがある場合には、かなり詳細な地図で表示されるようだ。

ひとめでわかる“ASCII24 Wireless Gate”の使い方

ひとめでわかる“ASCII24 Wireless Gate”の使い方。

 実際にデータの送受信をしてみると、さすが無線LANだけあって今までは(PHSデータ通信では)受信がためらわれた大きなプレゼンテーションデータを添付したメールも数十秒でダウンロードが完了。これなら熱いコーヒーをゆったり楽しみながら、資料をじっくり確認でき、時間的にも精神的にも余裕をもって対応できる。

 A子のように、うっかりデータを会社のパソコンにおきっぱなし、なんて失敗はない(仮にやってしまってもA子には言えない)が、会社に後輩がいれば最悪でもメールで送信してもらえる。もちろん、突発仕事が来ても今までよりは余裕で対応できるだろうし、誰かさんのうっかりミスもさらにスマートにカバーできるはず。また一歩、デキるビジネスマンが完璧になったかな? ふふふっ。

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