SAPジャパンは、ERP パッケージの導入手順を簡略化する設定自動化ツール「SAP Best Practices」に、自動車部品、小売、鉄鋼業の3業種対応版を新たに開発、提供を開始した。
自動車部品、小売、鉄鋼業版を追加
SAP Best Practices は、業界特有の業務シナリオや機能モジュールをあらかじめ定義して提供することでソフトウェアの設定を自動化し、導入作業にかかる工数を大幅に削減するツール。従来、業種依存のない基本部分の設定を自動化する「SAP Best Practices Baseline Package」と、食品／アパレルフットウェア／化学／産業機械・構成部品／プロフェッショナルサービス／ハイテク業向けの6製品を提供してきた。
今回新たに開発したのは、自動車部品業界向けの「SAP Best Practices for Automotive」、小売業向けの「SAP BestPractices for Retail」、鉄鋼業向けの「SAP Best Practices for Primary Steel」の3製品。いずれも、同社のパートナー各社と共同で開発・検証し、従来から提供してきた業種別の業務シナリオに加え、日本固有のさまざまなな要件に対応するシナリオを追加した。
SAP Best Practicesは同社ユーザーに無償提供される。
