NECはRed Hat Enterprise Linux v.4に対応した製品ラインナップを強化し、サーバとサポートをセット化した「Express5800/セレクションパック」、およびサーバ稼動監視ツールなどが含まれる「Linux基本サービスセット」の出荷を開始した。
Linuxへの対応を強化し、モデルを拡充
NECではかねてよりLinuxを用いた基幹システム向けソリューションを「NECエンタープライズLinuxソリューション for MC」として強化しており、今回発表された製品は、その一環と位置付けられる。
「Express5800/セレクションパック」は、IAサーバの「Express5800/120Ri-2」、「Express5800/120Rg-1」、「Express5800/120L1」、「Express5800/110Rh-1」にRed Hat Enterprise Linux ES 4をプリインストールし、操作や設定方法等の問合せが可能なサポートサービスをセットにして提供するものだ。価格は1 CPUソケットを備えた1Uタイプラックサーバ110Rh-1が32万2000円（税別）から、タワー型サーバ120Liが46万9000円から、2 CPUソケットを備えた1Uタイプラックサーバ120Rg-1が46万7000円から、2 CPUソケットを備えた2Uタイプラックサーバの120Ri-2が50万1000円からとなっている。
「Linux基本サービスセット」は1 CPUソケットの最新機種4モデルに提供されるもので、Linuxインストール作業の代行、運用時の問い合せや障害対応が可能な「Linux基本サポートサービス」、そしてサーバ稼動監視ツール「ESMPRO」が含まれる。インストール代行可能なOSは、Red Hat Enterprise Linux 3／4、MIRACLE LINUX V3.0／V4.0となっている。対応機種は110Rh-1（1Uラック型）、110Ek（タワー型）、110Rb-1h（「オフィスラックサーバ」シリーズ）、i110Rb-1h（1Uハーフサーバ）の4種類だ。価格は17万8000円からで、2年目以降は保守料金（1万4800円／月～）が必要となる。
