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AKG、カナル型ヘッドホンの『K324P』など6製品を発表

2007年01月31日 00時00分更新

文● 編集部 小林久

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ハーマンインターナショナル(株)は31日、カナル型ヘッドホンを含む“AKG”ブランド製品6モデルを発表した。価格はオープンプライス。

IN-EARブランドのカナル型ヘッドホン


オーストリア企業であるAKGは、スタジオモニター向けヘッドホンの開発などで、有名なメーカー。

インイヤータイプのヘッドホンはカナル型の『K324P』(予想実売1万1000円前後)、セミオープンタイプの『K314P』(同4500円前後)、『K312P』(同3300円前後)、『K310P』(同2300円前後)の4製品をラインアップ。いずれも発売は2月上旬になる見込みだが、一部カラーバリエーション(K324Pのクローム、K314Pのブラック)は3月上旬の発売になる。

AKGヘッドホン

K324P(写真はクロームモデル)

このうちハイエンドの『K324P』は、プロ用イヤーモニター開発時の技術(AKGイヤーモニターシステム)を応用。コンパクトなシステムで高品質なサウンドの再生をうたっている。

K324Pの主な仕様は、周波数特性が12Hz~23.5kHz、感度が103db/W、インピーダンスが16Ω。ケーブル長が1.15m。重量が3g。カラーはホワイトとクロームの2色。パッケージにはソフトケース、3種類のサイズのイヤーチップなどが付属する。

セミオープンタイプの3機種のうち、K314Pは比較的リーゾナブルな価格で高音質を楽しめる点をコンセプトにした製品。DAP(デジタルオーディオプレーヤー)との使用を想定しており、手元で音量調整できるボリュームコントロールなども装備する。一方、K312Pは重低音再生と手軽さにこだわった製品、K310Pはボーカルやセリフの聞きやすさにこだわったスタンダードモデルという位置づけになる。



オーバーイヤータイプの“Kシリーズ”にも新製品


オーバーイヤータイプでは、セミオープンタイプの『K530』(予想実売1万3000円前後)と密閉型DJヘッドホンの『K518DJ』(実売2万2000円前後)の2製品が投入される。

AKGヘッドホン

K530

K530は、ダイアフラム(振動板)を“サウンドゾーン”とその動きを支える“ムーブメントゾーン”の2つで構成することで、ダイヤフラムのスムーズな動作を実現しているという。同社ではこれを“バリモーションシステム”と呼んでいる。電気信号を変換するトランスデューサーもスタジオモニター用に開発されたもので、バリモーションシステム用に最適化することで、微小レベルの信号を正確に再生することが可能だという。また、ケーブルも無酸素銅(OFC)とした。

AKGヘッドホン

K518DJ

K518DJは、DJ用途を想定して、コンパクトなサイズと高出力を両立した設計とした。独自の“3D-Axis機構”と名付けられた折りたたみ機能を装備するほか、ハウジング部分も270度回転し、ヘッドホンのハウジング部分を反転させて、片耳で聞くスタイル(いわゆる片耳モニター)など、柔軟な利用方法を可能とした。

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