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松下電器産業、モバイルノート“Let'snote”の2005年夏モデルの新製品発表会を開催――「時代が求めるモバイルへの進化」を目指す

2005年04月26日 00時00分更新

文● 編集部 内田泰仁

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筐体デザインが一新された『Let'snote LIGHT W4』(写真前列左手前)と『Let'snote LIGHT T4』(右側の3台)

松下電器産業(株)は26日、モバイルノートパソコン“Let'snote”シリーズの2005年夏モデルを発表し、これに併せて東京・有明の同社展示施設“パナソニックセンター”で新製品発表会を開催した(新製品の詳細については別記事を参照のこと)。


AVCネットワークス社 システム事業グループITプロダクツ事業部事業部長の高木俊幸氏松下電器のノートパソコンラインナップ

同社のパソコン事業の戦略などについて説明したAVCネットワークス社 システム事業グループITプロダクツ事業部事業部長の高木俊幸氏によると、同社では、ワイヤレスの普及によりモバイル用途が拡大している“ビジネスモバイルPC市場”(“Let'snote”シリーズ)と、苛酷な環境でのモバイル需要が増加している“フィールドモバイルPC市場”(“TOUGHBOOK”シリーズ)とに特化した製品展開を今後も継続して進め、「(松下は)モバイルPCの徹底追及を行なう」としている。その中で重要とする要素としては、

  • 軽量化
  • 長時間電池駆動
  • 屋外使用(温度/雨/太陽光下)
  • タフ(落下/振動)
  • ワイヤレス
  • 静音化
  • セキュリティー

の7つを挙げており、「背反する技術要素を同時に実現」していくことにも積極的に取り組んでいくとして、「時代が求めるモバイルへの進化」を目指していくと述べた。

国内ノートパソコンおよびモバイルパソコンの需要予測グローバルの“ビジネスモバイルPC市場”と国内モバイルパソコン市場の需要予測と同社のシェア/シェア目標

国内のモバイルパソコン(JEITAの定義によると、“2kg以下のノートパソコン”がこれにあたるという)の需要は2002年以降2桁成長が続いているといい、同社の予測によると、2005年、2006年も10%程度の伸びが見込まれるという。国内モバイルパソコン市場における同社のシェアは、2004年の推定データによると、16.1%で第2位にあるといい、全世界の市場でトップシェア(2004年の推定データで55%)を獲得している“フィールドモバイルPC市場”に続いて、こちらの市場でもトップシェアの獲得を目指していくとしている。

“耐100kg”ボディーの開発に向けて行なわれたデータ測定と、これをモデル化した試験装置発表会でのデモンストレーション。写真では若干わかりにくいが、壇上に座っている女性モデルの下に『Let'snote LIGHT T4』が置かれており、これにかかっている重さは、モデルとおもりを合わせて100kgをわずかに超えている

また、発表会の中では、『Let'snote LIGHT T4』および『Let'snote LIGHT W4』の新たの特徴として加わった“耐100kg”ボディー構造の技術的な解説も行なわれた。同社では、カバンの中に入れたパソコンが、実使用環境でどのような負荷を受けているかを測定/分析し、最も高い負荷を受ける満員電車での加圧や振動をモデル化、実験施設内で加圧/振動試験を実施したという。ここでいう100kgの加圧とは、ごく小さい面積の1点に対する加圧ではなく、天面全体に対する加圧で、他社の製品では、50kgの加圧と振動でも、液晶パネルが破損するケースが見られたという。

T4/W4では、筐体天面ケースの“ボンネット構造”と呼ばれる形状を従来からさらに進化させ、わずかな曲面とねじれ面を取り込んだ面構造と、外周部のパイプ状の環状構造体(液晶パネルの枠と天面カバーの重ね合わせ部分がパイプ状になっている)を取り入れることにより、天面部分の耐久力を向上させ、上記の加圧/振動試験で100kgの負荷にも耐える堅牢性を実現したという。発表会では、『Let'snote LIGHT T4』の天面においた大きなアクリルパネルの上に、女性モデルと大量のおもり(両方合わせて100kg)を載せても、液晶パネルに問題が発生することなくパソコンが起動する、というデモンストレーションが行なわれた。

発表会場で公開されたT4/R4のパーツ類
T4/W4のカラー天板は、新色を含む全11色(うち1色は標準色)カラーコラボレーションについて説明した伊藤忠ファッションシステム トレンドPR室室長の川島蓉子氏

松下ネットワークマーケティング(株)が運営するオンラインショッピングサイト“パナセンス”内のパソコン専門コーナー“My Let's倶楽部”で展開しているオンライン販売限定モデルでは、従来から提供している“カラー天板”に関する新しい取り組みとして、モバイルパソコンとファッションを結びつけたカラーコラボレーション提案をスタート。同社のデザイン部門であるパナソニックデザイン社と、伊藤忠ファッションシステム(株)の共同企画として、“ファッションテイスト”と“ライフスタイル”にマッチしたカラー天板を提示し、“手帳や小物のようにいつでも身に付けていたいパソコン”を提案していくという。

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