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インターネットとの融合で大画面液晶TVがより便利に

インターネットAQUOS

2006年06月30日 00時00分更新

文● 伊藤裕也

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シャープ
オープンプライス
0120-572-539
https://store.sharp.co.jp/
http://www.sharp.co.jp/i-aquos/

シャープの液晶TV「AQUOS(アクオス)」シリーズに、“インターネットとTVの融合”をコンセプトとする新モデル「インターネットAQUOS」が新たに加わった。インターネットAQUOSはデジタルハイビジョン対応の液晶TV(AQUOS)にWindows XPベースのパソコンを組み合わせたモデルで、コレ1台でTV+デジタルビデオレコーダ+αの役割を果たすことができる。TV番組の視聴はもちろん、TV番組の録画・再生、さらには視聴しているTV番組の情報表示やブロードバンド放送の視聴と、“TV”を軸としてマルチに活用できるのだ。

TVとパソコンで4つの組み合わせから選べる!

写真1 37インチの液晶TV“AQUOS”に、地デジ録画&ムーブに対応するスリムパソコンを組み合わせた、「インターネットAQUOS」“37-Dタイプ”。

写真1 37インチの液晶TV“AQUOS”に、地デジ録画&ムーブに対応するスリムパソコンを組み合わせた、「インターネットAQUOS」“37-Dタイプ”。

 ラインナップは、それぞれ2種類ずつ用意されたTV・パソコンの組み合わせからなる4モデル。TVとパソコンのスペックは以下の通り。

■TV

モデル名 ポイント
LD-37SP1 デジタルTVチューナーをダブルで搭載する37インチワイド液晶TV
LD-32SP1 デジタルTVチューナーを搭載する32インチワイド液晶TV

■パソコン

モデル名 ポイント
PC-AX100M デジタルTVチューナー×1を搭載し、地デジを含むHDコンテンツの視聴・録画に対応する上位モデル
PC-AX50M アナログTVチューナー×1を搭載し、TV番組の視聴・録画はアナログのみの下位モデル

■ラインナップ

タイプ名称 パソコンとTVの組み合わせ 特徴
37-Dタイプ LD-37SP1+PC-AX100M パソコンとTVで合計デジタルTVチューナ×3を搭載し、地デジの視聴・録画、裏番組視聴などに対応
37-Aタイプ LD-37SP1+PC-AX50M 地デジの視聴は可能だが録画はアナログTV放送のみ対応
32-Dタイプ LD-32SP1+PC-AX100M パソコンとTVの双方にデジタルTVチューナ×1を搭載し、地デジの視聴・録画、および裏番組視聴に対応
32-Aタイプ LD-32SP1+PC-AX50M 地デジの視聴、およびアナログTV放送の視聴・録画に対応

 ここでは合計で3つのデジタルTVチューナーを搭載し、地デジ番組の録画時にもその裏で2番組の同時視聴が可能な、ラインナップの最上位モデル“37-Dタイプ”を紹介しよう。

“AQUOSそのもの”のTVに、奥行きの短いパソコンをセット

写真2 パソコン本体である「PC-AX100M」。シルバーを基調とした、シンプルかつコンパクトなデザイン。縦置き・横置き、どちらにも対応でき、リビングルームの環境に応じて柔軟に設置できるところがうれしい。

写真2 パソコン本体である「PC-AX100M」。シルバーを基調とした、シンプルかつコンパクトなデザイン。縦置き・横置き、どちらにも対応でき、リビングルームの環境に応じて柔軟に設置できるところがうれしい。

写真3 TV本体のLD-37SP1の背面には、各種インターフェースが並ぶ。パソコンや外部ビデオ機器との接続はここから行なう。

写真3 TV本体のLD-37SP1の背面には、各種インターフェースが並ぶ。パソコンや外部ビデオ機器との接続はここから行なう。

 最初に37-Dタイプを構成するTV「LD-37SP1」とパソコン本体「PC-AX100M」のスペックから確認していこう。LD-37SP1は最大表示解像度と色数が1366×768ドット/フルカラー(約1677万色)の37インチワイド液晶パネルを採用するデジタルハイビジョンTV。TVチューナーは地デジ・BSデジタル・CSデジタル対応のデジタルTVチューナーを2系統およびアナログTVチューナー1系統のトリプル構成で、地デジの2番組同時視聴も楽しめるようになっている。



インターフェースの上部には、パソコンと接続するためのDVI-I端子やビデオ機器と接続するためのHDMI端子、i.LINK(IEEE 1394)端子などが用意されている。なお、インターネットAQUOSにおけるパソコンとの接続では、DVI端子のほか写真にある9ピンのシリアルコントロール端子も同時に用いる必要がある。

インターフェースの上部には、パソコンと接続するためのDVI-I端子やビデオ機器と接続するためのHDMI端子、i.LINK(IEEE 1394)端子などが用意されている。なお、インターネットAQUOSにおけるパソコンとの接続では、DVI端子のほか写真にある9ピンのシリアルコントロール端子も同時に用いる必要がある。

D端子は、D4対応を2系統用意。ほかのビデオ機器との連携にもしっかりと対応する。

D端子は、D4対応を2系統用意。ほかのビデオ機器との連携にもしっかりと対応する。

側面にもS端子・コンポジットビデオによるAV入力端子が1系統設けられている。ゲームなどを一時的に接続する際に便利だ。

側面にもS端子・コンポジットビデオによるAV入力端子が1系統設けられている。ゲームなどを一時的に接続する際に便利だ。

上部には電源や入力切替、チャンネル選択などを直接実行するボタンとB-CASカードのスロットが設置されている。

上部には電源や入力切替、チャンネル選択などを直接実行するボタンとB-CASカードのスロットが設置されている。

写真4~7 LD-37SP1のインターフェースの詳細。

写真8 インターネットAQUOSには、AQUOSのリモコンも付属する。こちらのリモコンではTVのコントロールのみが可能。

写真8 インターネットAQUOSには、AQUOSのリモコンも付属する。こちらのリモコンではTVのコントロールのみが可能。

 LD-37SP1のポイントは、なんといっても“AQUOSそのもの”であること。というのもLD-37SP1は単体で発売されている37インチのデジタルハイビジョンTV「AQUOS LC-37BD1W」のTV機能を持つモデルで、暗室で1200:1、明るい部屋でも550:1という高コントラストを実現する新型ブラックASV液晶パネル(亀山工場製)、自然な発色を実現するRGB+深紅の4波長によるバックライトシステムなど、最新のAQUOSに組み込まれている高画質化技術がそのまま採用されている。自然な発色の液晶パネルに加えて、TV下部に搭載する2ウェイ6スピーカー(LD-37SP1の場合)によって低音から高音までクリアに再現されるサウンドなど、AQUOSシリーズの魅力がインターネットAQUOSでもそのまま継承されている。

フロントパネルにはスロットイン方式のDVDマルチドライブのほか、USB 2.0やIEEE 1394端子、さらにメモリーカードスロットなど、必要な端子が揃っている。

フロントパネルにはスロットイン方式のDVDマルチドライブのほか、USB 2.0やIEEE 1394端子、さらにメモリーカードスロットなど、必要な端子が揃っている。

背面にはTVの各種アンテナ入力(地デジ、BSデジタル・CSデジタル、アナログ放送)やネットワーク端子、パソコン出力用のDVIコネクターなどを備える。拡張スロットがないため、パソコンのアップグレードはUSBとIEEE 1394で行なうことになる。

背面にはTVの各種アンテナ入力(地デジ、BSデジタル・CSデジタル、アナログ放送)やネットワーク端子、パソコン出力用のDVIコネクターなどを備える。拡張スロットがないため、パソコンのアップグレードはUSBとIEEE 1394で行なうことになる。

写真9、10 パソコン本体、PC-AX100Mの本体前面および背面。

 一方PC-AX100Mは、縦置き・横置きのどちらにも対応するコンパクトなボディーの本体にIntel Core Duo+Intel 945GMチップセットを組み込んだ小型パソコン。ボディーサイズは縦置き時で175(W)×195(D)×480(D)mm(スタンド込み)、横置き時で430(W)×195(D)×95(H)mm(スタンド除く)と特に奥行きが短くなっており、TVの側面やビデオレコーダを収納するラックなどにも設置しやすい形状が特徴だ。

写真11 底面にはDIMMスロットが設けられている。DIMMの大きさからも、本体がいかにコンパクトであるかが、お分かりいただけるだろう。

写真11 底面にはDIMMスロットが設けられている。DIMMの大きさからも、本体がいかにコンパクトであるかが、お分かりいただけるだろう。

 パソコンとしての基本スペックを押さえておくと、CPUがCore Duo T2300-1.66GHzで、メモリは標準で1GBを搭載。HDDならびに光メディアドライブは250GBドライブ(SerialATA/150接続)×2の合計500GBに、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブという構成となっている。パソコン本体の内蔵TVチューナーは、地デジ・BSデジタル・CSデジタル対応のデジタルTVチューナー1系統とアナログTVチューナー1系統のダブルチューナー構成。地デジを含むTV番組の視聴ならびに録画をサポートしている。

パソコンとTVの双方に対応するリモコン。インターネットAQUOSは、基本的にこのリモコンひとつあれば操作できるようになっている。

パソコンとTVの双方に対応するリモコン。インターネットAQUOSは、基本的にこのリモコンひとつあれば操作できるようになっている。

ポインティングデバイスにトラックボールを採用したワイヤレスキーボード。TABキーや左のCtrlキーなどが小さく、慣れないと扱いにくいかもしれない。

ポインティングデバイスにトラックボールを採用したワイヤレスキーボード。TABキーや左のCtrlキーなどが小さく、慣れないと扱いにくいかもしれない。

写真12、13 付属のリモコンとキーボード。

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