NECはCPUにインテルCore Duoを搭載し、Edyカードまたは指紋を用いたユーザー認証が行なえるビジネス向けモバイルノートPC「VersaPro UltraLite」2機種4モデルを発表した。
1スピンドルモデルはCore Duo搭載ノートで世界最軽量を実現
NECはCPUにインテルCore Duoを搭載し、Edyカードまたは指紋を用いたユーザー認証が行なえるビジネス向けモバイルノートPC「VersaPro UltraLite」2機種4モデルを発表した。ラインナップは、超軽量1スピンドルモデルの「VersaPro UltraLiteタイプVC」と、DVDスーパーマルチドライブを内蔵した2スピンドルモデルの「VersaPro UltraLiteタイプVM」だ。
高性能と省電力のを両立を実現する超低電圧版インテルCore Duo U2400(1.06GHz)を搭載可能で、標準バッテリー搭載時で約7時間、大容量バッテリー使用時に約14.5時間という長時間のバッテリー駆動を実現している。また、実際に持ち運んで利用することを考慮し、天面全体で150kgfの加圧試験に耐える「耐150kgクラス」筐体を採用している。
最小構成時の重量は、1スピンドルのタイプVCが970グラム、DVDスーパーマルチドライブを内蔵した2スピンドルモデルのタイプVCが1130グラムといなっている。タイプVCの重量はCore Duoを搭載したノートPCでは世界最軽量(2006年12月1日現在)としている。
ビジネスノートに必要なセキュリティ機能を搭載
ビジネス用のノートPC、特に社外に持ち出して利用するものには高いセキュリティ機能が求められる。VersaPro UltraLiteはFeliCaポートまたは指紋センサー(排他利用)を搭載可能でだ。FeliCaポート搭載時にはEdyカードやEdy機能とくを備えた携帯電話を用いた個人認証が行なえる。また指紋センサーは他人の指紋を正規ユーザーの指紋と誤認する率が1千万分の1以下という高い精度を実現しており、万が一の場合のデータ漏えいリスクを低減している。
セキュリティチップを標準で搭載しており、IDやパスワード情報は暗号化して保存される。またデータ漏えい防止ソフトの「Device Protector」を標準添付している。Device ProtectorはUSBメモリなどの外付け機器をデバイスごとに使用可否を制限するためのもので、未許可のUSBメモリを接続しても読み書きが行なえないように設定することができる。内蔵/外付けの光学ドライブに対する書き込み制限も可能だ。
OS起動前にウイルス対策ソフトウェアのパターンファイルをアップデートできる「Alwaysアップデートエージェント」を標準添付している。これにより、ウイルス対策ソフトウェアが最新でない場合(長期休暇明けなど)でも安全な環境を維持できる。
価格はタイプVCが19万3000円から、タイプVMが22万7000円からとなっている。
- ■関連サイト
- 日本電気株式会社
- http://www.nec.co.jp/