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JCSが最大で150TBの容量を実現するNAS、Type-VCNPを発表

2007年01月18日 00時00分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本コンピューティングシステム(JCS)は、最大で150TBの大容量を実現可能なNASシステム「Type-VCNP」を発表した。

Windows Storage Server 2003 R2を採用し、幅広いラインナップを実現した「Type-VCNP」

 Type-VCNPは、JCSが販売しているRAIDサブシステムと、IAサーバベースのNASヘッドを組み合わせたNAS(Network Attached Storage)システムだ。用途に応じて、幅広い構成が可能だ。NASヘッドのOSには、64ビット版(32ビット版選択も可)のWindows Storage Server 2003 R2を採用しており、標準構成でも、遠隔地へのバックアップ、IP-SAN(iSCSI)への接続が行なえるなど、総合的なストレージソリューションを実現している。

 NASヘッドに使われているIAサーバは、CPUをXeon 5300/5100/3000シリーズ、Core 2 Duo、Opteronから自由に選択できる。ネットワークインターフェイスには、標準でGigabit Ethernetを2ポート備えているほか、オプションで最大5枚までのGigabit Ethernetまたは10Gigabit Ethernetを追加できる。

 ストレージ部はUltra320 SCSIに対応したハードウェアRAIDユニットで、ホットスワップ、オートリビルドに対応している。利用可能なRAIDレベルは、RAID 0、1、0+1、3、5、6、JBODだ。HDDはシリアルATA-IIインターフェイスのものが使われている。1筐体あたりのHDD搭載台数は16台(筐体サイズは3U)、12台(2U)または8台(2U)の3種類から選択可能。16台搭載できる3Uサイズの場合、750GB HDDを用いることでユニットあたりの容量は12TB(RAID 0)となる。

Type VCNP-3U

Type VCNP-3U

Type VCNP-2U

Type VCNP-2U

Type VCNP-2UE

Type VCNP-2UE

 さらに別売の拡張用ストレージユニットを追加することで、最大150TB(3Uユニットの場合)まで容量を拡張することができる。各ユニットは標準で、この拡張用ユニット1台分のインターフェイスを備えている。

 価格はNASヘッドにクアッドコアXeon E5355(2.66GHz)を2個搭載し、750GB HDDを16個搭載した構成で297万1500円(税込、以下同)、NASヘッドをデュアルコアOpteron 2220SE(2.8GHz)×2個に変更した構成では275万1000円など。なおType-VCNP発売を記念して、NASヘッドをXeon 3.0GHzにした構成もあり、これに750GB HDDを16個搭載した構成で163万8000円となる。

■関連サイト
株式会社日本コンピューティングシステム
http://www.jcsn.co.jp/

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