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仮想化にも対応 ネットワールド「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Xeon」をリリース

2006年12月08日 00時00分更新

文● アスキービジネス編集部

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ネットワールドはSolaris/SPARC上のアプリケーションを一切変更せずにLinux/インテルプラットフォームで稼動させる「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Xeon」を、12月8日より出荷開始した。

Solaris/SPARCシステムもx86仮想化環境に統合する

 ネットワールドはSolaris/SPARC上のアプリケーションを一切変更せずにLinux/インテルプラットフォームで稼動させる「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Xeon」(以下QuickTransit)を出荷した。QuickTransitは9月より最終β版が提供されており、今回正式に出荷が開始されたことになる。

 QuickTransitは米トランジティブ社が開発したソフトウェアで、SPARCプロセッサを搭載しOSとしてSolarisを用いているマシン用に作られたアプリケーションを、インテルXeonを搭載したLinuxマシン上で動作させるものだ。アプリケーションの変更はまったく必要ない。

 QuickTransitの開発元であるトランジティブは、64ビットx86ベースのシステム上のVMware仮想インフラ環境で、「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Xeon」が稼動することを発表している。これにより「VMware Infrastructure 3」による仮想化システム環境に、SPARCプロセッサを搭載するシステムまでも統合できることになるわけで、管理コスト削減に大きく寄与できることになる。

 価格はオープンプライスで、ライセンスはソケット単位で計算される。本日の「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Xeon」出荷に続いて、2007年の第1四半期には「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Itanium」の出荷も予定されている。Linux/Itanium対応版の価格は未定。

■関連サイト
株式会社ネットワールド
http://www.networld.co.jp/
トランジティブ
http://www.transitive.com/

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