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情報通信研究機構と通信事業者・メーカー各社、安全性の高いモバイル認証基盤技術を開発

2007年01月23日 00時00分更新

文● 永島和夫

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独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究として“モバイルセキュリティ基盤技術の研究開発”プロジェクトを進めてきた(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ、(株)KDDI研究所、(株)日立製作所、日本電気(株)の4社は23日、電子証明書を用いたモバイル認証基盤技術を開発したと発表した。

このモバイル認証基盤技術は、2004年度にNICTが携帯電話キャリアー相互間で利用できる安全性の高い認証基盤を構築するために、上記4社に研究を委託していたものの成果となる。

第3者の偽装や改ざんが困難な電子証明書を用いるPKI(Public Key Infrastructure)技術を採用し、認証局が利用者各個人に電子証明書を発行する。その後サービス提供者がその電子証明書を確認することで本人認証を実施するという。

電子証明書では、ID/パスワード方式と違い、各利用者のパスワードが通信網を流れることがないため、安全性についても高くなるとしている。

今月25日にモバイルITフォーラムの主催により、この技術の実証実験を行なう予定。さらにモバイルITフォーラムにおいて、この技術をモバイルにおける統一認証方式とするための標準化に向けた検討を行なっていくという。

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