アスキー総合研究所は、全国の10~64歳の男女インターネット利用者を対象とした、「3D対応ゲーム機」の購入意向レポートを発表した。 メディア・コンテンツ調査「MCS(メディア&コンテンツ・サーベイ) 2011」を、2010年11月~12月にかけて実施している。回収サンプル数は1万5サンプル、調査方法はネットアンケート・選択式。
なお、同調査は、「ニンテンドー3DS」の詳細が明らかになる以前の3D対応ゲームのニーズについて集計・分析を行なったもの。
3D対応携帯ゲーム機は3D対応テレビ、ブルーレイレコーダーに次ぐ人気
今後1~2年以内に購入したい3D対応製品として当てはまるものを尋ねたところ、「3D対応携帯ゲーム機」は3.2%で、テレビ、ブルーレイレコーダーに次ぐ高い割合となった。
なお、今後のライバルと目されるスマートフォンは、iPhoneを例に取ると、購入意向は10.5%と、様々な目的で利用されるものだけにかなり規模は大きい。
20~40代、特に20代男性の購入意向の高さが特徴
3D対応携帯ゲーム機の購入意向を性別・年代別に比較すると、携帯ゲーム機非利用者を含む一般の回答者では、男性、特に年代が若いほど購入意向が高い。
ただし、携帯ゲーム機利用者中の購入意向者の割合で見ると、20代男性で最も高い。また、30代男性や40代男性も10代男性の購入意向を上回っている。
したがって、携帯ゲーム機としては10代男性で購入意向が最も高いのは自然なことで、むしろ20代男性や30~40代男性の購入意向が高い点に特徴がある。
スマートフォンやタブレット端末でのゲーム利用者が高い購入意向
3Dゲーム機の購入意向を、普段ゲームを利用している方法別に比較すると、「ゲーム機で」遊ぶ人よりもむしろ「スマートフォンで」、「タブレット端末で」などの方が購入意向が高いことがわかる。これらの購入意向は、携帯ゲーム機向けソフトの購入頻度とほぼ比例しており、比較的ヘビーなゲーム利用者がスマートフォンやタブレットのゲームに流れているためとも言える。
ジャンル別では、シューティングゲームユーザーの購入意向が高い
3D対応携帯ゲーム機の購入意向を携帯ゲーム機の利用者に絞り、現在利用しているゲームジャンル別に比較すると、シューティングゲームユーザーが22%と、最も高い購入意向を示している。
「3D対応携帯ゲーム機」購入意向レポートはアスキー総合研究所調べ(2011年2月25日現在)