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グレープフルーツ味ではあるけれど:

「レッドブル・スプリングエディション」にはもっと突き抜けてほしかった

2024年04月01日 17時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

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レッドブル スプリングエディション

「レッドブル・エナジードリンク スプリングエディション」
レッドブル・ジャパン
3月19日発売
198円(税抜)
https://www.redbull.com/jp-ja/energydrink/red-bull-spring-edition

レッドブルから春の新作が登場

 さわやかな飲み心地、それでいて酸味のきいた味。そこに文句はないのですが……。

 2024年。「エナジードリンク」といえば、レッドブルかモンスターという時代になりました。もちろん「ZONe」(サントリーフーズ)などもありますが、国産のエナドリの存在感はかなり薄いところ。ちょっとさびしい。

 そんなレッドブルも、2005年に日本に上陸して、もう20年近い歴史があります。さまざまなフレーバーが国内で展開されているのですが、基本的には缶のデザインが同じで色違い……といったところ。

 レッドブル・ジャパンは、レッドブル・エナジードリンクの新フレーバー「レッドブル・エナジードリンク スプリングエディション」を3月19日から数量限定で発売しています。250mlで価格は198円(税別)。

レッドブル スプリングエディション

すっかりおなじみになった、牛のロゴがあしらわれた限定フレーパーのデザイン

 さわやかな香りと甘さが特徴のトロピカルピンクグレープフルーツフレーバーとうたいます。

レッドブル スプリングエディション

しっかり「エナジードリンク」「無果汁」。わかりやすい!

 100mlあたり、アルギニン120mg、カフェイン32mgなど、メインとなる成分の量は通常のレッドブルと同じとなっています。

レッドブル スプリングエディション

栄養成分自体は通常と同じようです

さわやかな飲み心地、それでいて酸味のきいた味

 味としては、グレープフルーツ味です。エナドリ特有のクセを抑えて、果実のフレーバーが感じられる仕上がりにはなっています。

 後味にちょっとエナドリの雰囲気がないではありませんが、かなり飲みやすい部類ではないでしょうか。といっても無果汁なので、「グレープフルーツジュース」というよりは「海外のドリンク」という印象。

レッドブル スプリングエディション

ピンク色ではなく、エナドリの色

 アスキー編集部きってのエナジードリンク大好き人間、エナドリ番長・スピーディー末岡さんにも感想を聞いてきました。

レッドブル スプリングエディション

スピーディー末岡さん。編集部ではスマホと自動車担当

「歴代フレーバーの中でもかなりすっぱい部類に入る。ピンクグレープフルーツの酸味があるけど、トロピカルと付くだけあって、普通のピンクグレープフルーツとはちょっと違うテイスト。レッドブル特有の飲んだあとのねばっこい後味は、トロピカルなさわやかさのおかげかあまりないので、飲みやすい」

 「Spring Editionというだけあって、春を思わせるピンクのデザインと、さわやかな飲み心地、それでいて酸味のきいた味は今までにないフレーバーかも。つまり、けっこう気に入ったということ。ただ、限定フレーバーなので、飲むならお早めに!」

 まとまりのよい味わいではありますが、一方で「もっと突き抜けてほしかった」という印象もあります。冒頭でも書きましたが、レッドブルはエナドリのデファクトスタンダード。突き抜けたフレーバーも出てほしいところ。

 ちょっとぜいたくな話かもしれませんが、とはいえ、「エナドリといえばレッドブル」というイメージが強い日本。ピンクグレープフルーツのフレーバーを完成度高く作れるのもわかりました。ここらで一発、「え! エナドリがこんなに!?」みたいな挑戦が見たいところです。いかがでしょうか。

モーダル小嶋

レッドブル スプリングエディション

1986年生まれ。「アスキーグルメ」担当だが、それ以外も担当することがそれなりにある。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。よろしくお願い申し上げます。

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