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AGC株式会社のガラス溶解シミュレーションシステムの本番展開をBeeXが伴走支援

PR TIMES

株式会社BeeX
インフラ展開の自動化を実現し、アプリケーションコードの品質を向上

株式会社BeeX(本社:東京都中央区、代表取締役社長:広木太、以下BeeX)は、AGC株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:平井良典、以下AGC)がAWS上に構築したガラス溶解のシミュレーションシステムの本番展開において、インフラの展開の自動化やアプリケーションコードの品質向上をアドバイザーとして伴走支援しました。このたびその事例を発表したことをお知らせいたします。




背景


AGCは「素材の会社」としてガラス、電子、化学品、ライフサイエンス、セラミックスなどの事業領域でビジネスを展開しています。グループビジョン“Look Beyond”のもとでサステナビリティ経営に取り組んでおり、気候変動問題への対応として2050年までに「カーボン・ネットゼロ」の実現を宣言しています。2023年6月には、世界で初めて燃料にアンモニアを利用した実生産炉でのガラス製造の実証試験に成功。温室効果ガスの排出量削減に貢献できることを証明しました。 

板ガラスの製造における炉の内部は約1600度と極めて高温であり、物理的なセンサーの取り付けが困難なため、内部状況の把握にはシミュレーション技術が利用されてきました。
従来、シミュレーション技術を扱うには高度な専門知識とスキルを持った解析専任者が必要でしたが、同社先端基盤研究所のガラスプロセス部は、デジタルツイン技術を活用し、工場の製造プロセス担当者だけでガラス溶解プロセスのシミュレーションを行えるシステムを自社開発しました。このシステムを各事業部に本番展開するにあたり、インフラとアプリケーションの両面で高度な技術をもつアドバイザーが必要であることから、実績と経験があり、協働・伴走型の開発支援を行うBeeXが開発パートナーとして採用されました。

BeeXの伴走型支援について


BeeXは本プロジェクトに2021年9月より参画し、3ヵ月という短期間で各サービスのコード化(IaC)や展開の自動化を実現。2022年1月からは本番展開に向け、システムの保守性と品質向上を目的としたリファクタリングを行いつつ協働で新機能を開発するなど、2023年1月のサービスリリースに向け、伴走支援を行いました。

本システムの事業部への展開が実現したことで、かつては解析専任者に依頼し、結果まで2,3ヵ月かかることもあったシミュレーションが、工場の製造プロセス担当者自身がWebアプリを操作するだけで、1日で結果を得られるようになりました。製品の生産性や品質の向上が期待されます。

AGCは今後もシミュレーションシステムの運用を継続しつつ、多くの事業部への横展開、機能面の改善強化や機械学習技術を活用した推論自動化にも取り組む検討を進めています。
BeeXは引き続き、パートナーとして伴走支援を行っていきます。

▼詳細はこちら
事例ページのリンク
https://www.beex-inc.com/case/agc_cocoa

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

【会社概要】
会社名:AGC株式会社
設立:1950年6月1日
資本金:908億7,300万円(2022年12月31日現在)
従業員数: 7,412名(2022年12月31日現在)
本社所在地:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング
URL:https://www.agc.com/
事業内容:建築ガラス事業、オートモーティブ事業、電子事業、化学品事業、ライフサイエンス事業、セラミックス・その他事業

会社名:株式会社BeeX
(東京証券取引所 グロース市場:証券コード 4270)
所在地:東京都中央区銀座7-14-13 日土地銀座ビル10F
設立:2016 年3 月
代表者:代表取締役社長 広木 太