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アイスタイル、純利益289%増…業績予想を上方修正

2016年02月03日 09時33分更新

記事提供:通販通信

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image (株)アイスタイルが2日発表した2016年6月期第2四半期(7~12月)決算は、売上高が前年同期比55.4%増の68億5600万円、営業利益が同178%増の9億1900万円、純利益は同289%増の7億5500万円と、大幅増益となった。業績好調を受け、同社は同期の業績予想を上方修正した。

 セグメント別では、主要3事業がすべて増収増益となった。特に海外向けEC・卸事業が好調だった小売事業は、売上が同113%増と急伸した。「@cosme」の広告やブランドファンクラブサービスなどのマーケティング事業では、スマートフォンサイトのリニューアルや「ベストコスメアワード」などのイベントも実施。バナー広告などが順調に推移し、売上高は同13.4%増の25億8700万円、セグメント利益は同208.1%増の5億500万円となった。

 小売り事業は、売上高が113.3%増の39億700万円、セグメント利益は同146.7%増の3億8700万円となった。直営店舗「@cosme store」は、全7店舗で前年同期の売上を上回った。今期には新たに西日本に3~4店舗をオープンする計画で、今後も店舗を拡大させる。海外向けEC・卸事業では、中国の「独身の日」に1日の売上が1.4億円に上った。その後も購入を継続するユーザーも増えているとして、今後の市場拡大を見込んでいる。

 好調な業績を背景に、同社は業績予想を上方修正。2016年6月期の売上高が前回予想比17.2%増の134億7500万円、営業利益が同32.2%増の15億2000万円、経常利益が同30.5%増の14億8500万円、純利益が同31.1%増の11億2000万円となった。

 同社の吉松徹郎社長は3日の記者発表で「今季の計画を達成すると同時に、来季に向けての足固めとしていきたい。昨年の好調がフロックでないようにしたい。今年も続けてこそ前進につながる。まだまだできる可能性は高い」と意気込みを語った。

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