Super Evil Megacorpは、マルチプレイバトルゲーム(MOBA)「Vainglory」の国内配信をApp Storeで開始した。課金方式は、基本無料のアイテム課金制。
Vaingloryは、3人編成の2チームがリアルタイムで勝敗を競うバトルゲーム。ジャンルで言うとRTS(リアルタイムストラテジー)に属する。プレイヤーはさまざまな特徴を持つヒーローを操作し、チームと連携して敵チームの基地にあるクリスタルを破壊することで勝利となる。
ゲームで使用できる6人のヒーローは毎週ローテーションで変更される。同じヒーローを毎回使いたい場合はゲームに勝つことで得られる「Glory」を使うか課金することでアンロックすることができる。
先日開催された日本上陸記念イベントでは、Super Evil MegacorpのCEO兼設立者のBo Daly氏、COO兼執行役員のKristain Sergerstrale氏が来日。AppBankのプレイヤーとエキシビションマッチを実施してゲームを紹介した。
エキシビションマッチでは、前半AppBankチームが優勢に動き、中盤でSuper Evil Megacorpチームが盛り返し、後半でAppBankチームが勝利するという結果になった。この手のMOBAは、前半にゴールドや経験値でリードしたら装備やスキルを整えられてそのまま巻き返せず終了することが多い。Vaingloryの面白いところは、一定の時間経過で戦況を大きく変化できるポイントが用意されているところだ。
例えば、ゲーム開始から4分が経過するとNPCのユニット(ミニオン)が強化されたり、15分が経過するとジャングルにある金鉱山にクラーケンと呼ばれるモンスターが出現する。これを倒すと敵クリスタルの前に配置されている攻撃施設であるタワーをバッタバッタとなぎ倒してくれる。
クラーケンは、最後に倒したチームの味方として現れる。茂みで隠れてラストアタックだけかっさらうことも可能なのだ。またいくら相手チームより強くなったからといっても、1対3では勝てない。ジャングルで経験値やゴールドを稼ぎ、アイテムや装備と整え、チームと連携してこそ勝利を得られるように作られている。
海外でも昨年11月にリリースされたばかりだが、すでに大会やコスプレを楽しむファンコミュニティーが形成されているという。Super Evil Megacorpは、日本でもこういうコミュニティーを重視したいとコメントした。
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