矢野経済研究所は12月21日、国内のネットマーケティング関連ツール市場の調査結果を発表した。
2009年度のネットマーケティング関連ツールの総市場規模は、前年度比11.8%増の195億700万円と大きく伸長。中でも「最適化ツール」が前年度比35.3%増しの50億6200万円と市場を牽引した。
また、ツールベンダによる新機能の提供やツール連携により、ネットマーケティングの自動化が進展。ツール利用により効果が得られたことで、ツール利用企業(ユーザ企業)のオペレーション負担の軽減が図られている。
今後は、ツール自体の精度向上やネットマーケティングにおけるツールの実用性の向上を背景に、ツール利用企業(ユーザ企業)は引き続き増加すると予測。2010年度以降、市場はさらに拡大し、2012年度には262億500万円に達すると予測した。
調査期間は2010年8月から12月。調査対象はネットマーケティング関連ツールを提供する主要事業者。