シャープから、新開発の液晶パネルと白色LEDバックライトを搭載した「AQUOS LX」シリーズが11月10日から発売される。予想実売価格は、60V型(LC-60LX1)が55万円前後、52V型(LC-52LX1)が45万円前後、46V型(LC-46LX1)が35万円前後、40V型(LC-40LX1)が25万円前後となる。
「LED AQUOS」と銘打った本シリーズ。液晶パネルは「UV2A」技術を採用。液晶分子の並びをピコ単位で制御することで光の利用効率が高いのが特徴。LEDバックライトとの組み合わせで、テレビコントラスト200万:1を実現している。また、LEDバックライトを採用することで、消費電力も従来比(GX5シリーズ)で30%以上削減しているという。
映像処理回路には「AQUOS高画質マスターエンジン」を採用。LEDバックライトを高速にオン/オフすることで残像感を低減する「スキャン倍速」を新たに搭載。また、コントラストや色、ノイズ感などを調整して輪郭などをくっきり表示する「アンベールコントロール」も新搭載した。
新しい「好画質センサー」は視聴環境(明るさや色温度)や映像ソースにより画質を自動で調整する機能。加えて、設定時にはユーザーがサンプル画像を選ぶことで、簡単に好みの画質に調整することができる。
音声は、液晶パネルを取り囲むように6つのスピーカーを左右と下部に内蔵し、さらに低振動ウーファー「Duo Bass」を搭載。映像との一体感を感じられる音になっているという。
なお、同社は今後、LEDバックライトモデルを強化していくとのことで、堺・亀山工場で生産を開始し、2012年には大半のモデルをLEDバックライト化したいとしている。