メルマガはこちらから

PAGE
TOP

成長フェーズに応じたセットアップオフィスとビジネスマッチング機会の提供を通じてスタートアップ企業の成長を後押し 住友不動産「グロース」シリーズ

JAPAN INNOVATION DAY 2024――住友不動産株式会社 グロースサポート事業部 ブースレポート

連載
JAPAN INNOVATION DAY 2024

提供: 住友不動産株式会社

住友不動産株式会社 ビル事業本部 グロースサポート事業部 清水 麻衣氏、
住友不動産ベルサール株式会社 営業第1部営業第2課 榊原 啓人氏、
住友不動産株式会社 ビル事業本部 グロースサポート事業部 石渡 陽大氏

 2024年3月1日、住友不動産株式会社 グロースサポート事業部は「JAPAN INNOVATION DAY 2024」に出展。同事業部が展開するスタートアップ企業向けのセットアップオフィス「グロース」シリーズについて、住友不動産株式会社 ビル事業本部 グロースサポート事業部の清水麻衣氏と石渡陽大氏、住友不動産ベルサール株式会社 営業第1部営業第2課 榊原啓人氏にお話を伺った。

スタートアップ企業のニーズに応じたオフィス環境を提供

 住友不動産は、スタートアップ企業支援の取り組みとして新ブランド「グロース」を展開。都内を中心にオフィス家具やネット環境を完備した「グロース」シリーズを、自社またはベンチャーキャピタルと共同で運営している。2023年に虎ノ門、渋谷、六本木、G-STA SQUARE(虎ノ門)の4カ所をオープン。2024年春に東京都心では神田、九段下、NOW Square(九段下)、新宿、関西地区では京都河原町、大阪中之島と2カ所のオフィスを順次開設する。

「グロース」シリーズをスタートアップ企業が利用するメリットのひとつは、利用しやすい賃料だ。リーズナブルな価格を実現できる理由は、住友不動産が所有する再開発予定のビルを期間限定で利用しているから。東京都心部の賃料は上昇傾向にあり、スタートアップ企業にとってはハードルが高いケースが多い。また、事業の成長や拡大に応じてオフィスの拡張が必要になることも多く、その度に内装を整えるには手間もかかる。「グロース」シリーズでは、家具付きで初期コストが抑えられるのもうれしい。賃料は立地やスペースによるが、席貸しで月額1.5万円から利用できるとのこと。もちろん法人登記も可能で、「住友不動産のオフィスビル」というブランド力は創業期のスタートアップにとって大きな後ろ盾になりそうだ。

大企業やVCとのマッチングイベントでさらなる成長を支援

 スタートアップ企業が「グロース」シリーズを利用するもうひとつのメリットは、同ビルに入居する他の企業との接点が得られること。グロースサポート事業部では、オフィス環境の支援だけでなく、スタートアップ企業と大企業などとのマッチングの支援にも取り組んでいる。

「グロース虎ノ門」はインキュベーション機能も備えており、ラウンジスペースではベンチャーキャピタル(VC)との定期的な交流を図れる。また、同ビルで開催される大企業やVCとのマッチングイベント「虎ノ門サミット」へも参加できる。2023年には、毎回テーマを変えて全6回のサミットを実施。2023年10月24日には、「虎ノ門サミット」の集大成として、「住友不動産ベンチャーサミット 」も開催した。スタートアップ企業の最先端ソリューションと住友不動産のビルに入居する多様な企業を掛け合わせることで両社の成長を加速させ、スタートアップエコシステムの構築を目指すというもの。今後もマッチングイベントを定期的に開催していく計画だという。

2023年10月24日に開催された「住友不動産ベンチャーサミット

 2024年2月1日にオープンしたインキュベーションオフィス「グロース神田」は、VCのGazelle Capital株式会社との共同運営で、同社の出資先との交流イベントが定期開催される予定だ。

 3月24日にオープンした「グロース京都河原町」は、学生やスタートアップ、VCとの交流拠点として30席以上のワーキングスペースを備える。東京に拠点を持つスタートアップ企業やVCのサテライトオフィスとしての利用も想定されることから、オープン後は関西の起業家と東京のVCなど支援者との交流イベントを計画しているという。

 いずれのオフィスも人気で、開業済みの拠点はほぼ満床だという。住友不動産株式会社 グロースサポート事業では今後、全国で「グロース」シリーズを拡充していく予定とのことだ。

合わせて読みたい編集者オススメ記事

バックナンバー