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アップル、iPhoneでレトロゲームエミュレーター解禁 もちろん合法のみ

2024年04月08日 14時45分更新

文● @sumire_kon

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 アップルがアプリ開発者向けに定めている「アプリレビューガイドライン」が更新され、ゲームのエミュレーター機能をもったiPhoneアプリの配信が公式に認められた。

 これまでのルールではゲームやチャットボットなどのアプリは、原則として最初からすべてのコンテンツを含んだ状態で配信する必要があったが、同社は今回の更新では方針を一転。「4.7 Mini apps, mini games, streaming games, chatbots, plug-ins, and game emulators(日本語訳:ミニアプリ、ミニゲーム、ストリーミングゲーム、チャットボット、プラグイン、およびゲームエミュレーター」という項目を追加し、ストリーミングやDLCといった形での追加コンテンツの配信を認める方向へ舵を切っている。

 レトロゲーム機のエミュレーターアプリでは、DLCとしてゲームをダウンロードする機能も実装可能。ただし、エミュレーターアプリの開発者自身が、DLCの内容がガイドラインや法令に準拠していることを確認したり、アプリ内で利用できるすべてのDLCに関する責任を負わなければならない。

 実質的にゲームメーカーの公式エミュレーターしか認められないルールだが、これまでのように各作品を単一のアプリとしてiPhoneに移植、管理する必要がなくなるため、多くのコンテンツを抱えるゲームメーカーには嬉しいルール変更といえそうだ。

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