愛知県半田市で明治~昭和萌え!? レトロな「半田赤レンガ建物」に新たなグルメや体験コンテンツが続々!

文●LOVEWalker編集部

提供: 半田赤レンガ建物(株式会社トヨタエンタプライズ)

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 愛知県半田市の半田赤レンガ建物では、11月にカブトビールをイメージした新作スイーツをリリース!さらに、2024年3月中旬から赤レンガ建物にちなんだ新しいワークショップがスタートする。明治から昭和にかけて多くの人に愛飲されたカブトビールと、当時の雰囲気を残す半田赤レンガ建物の魅力を深堀り!

2023年11月下旬に販売スタートした赤レンガ琥珀ソフト(各650円)

カブトビールの広告塔は、ジブリ作品に登場することでも話題に!

「半田赤レンガ建物」はカブトビールの製造工場として誕生

 名古屋から南に延びる知多半島の中心都市・愛知県半田市は、江戸時代以降、醸造文化の街として栄えてきた。知多半島には今なお酒、酢、みりん、醤油、味噌などを醸造する蔵が数多く存在。半田の醸造文化は、江戸時代に寿司ブームをもたらすきっかけになったほど、日本の食文化に大きな影響を与えてきた。

 そんな醸造の街・半田では過去、大手ビールメーカーに挑むべくビール造りが行われた。時はビール黎明期といわれる明治後期。1889年(明治22年)に初めて半田から出荷されたビールは「丸三ビール」と名付けられ、1898年(明治31年)にはドイツから技師を招いて半田赤レンガ建物を創設。本格ドイツビールの技を取り入れた「丸三ビール」は「加武登麦酒」と改名され、カブトビールが誕生した。

かつてはキリン、アサヒ、サッポロ、エビスの4大ビールメーカーと肩を並べる勢いを誇ったカブトビール(その歴史などが展示されている)

 その後、戦争の煽りを受けて工場は閉鎖。幻となったカブトビールだが、当時の文献を基に明治期のビールをできる限り忠実に再現して2005年に復刻。2016年には大正期のカブトビールを復刻し、現在では2種類のカブトビールを楽しめるようになった。

ショップで販売している、カブトビール&グラスセット(2400円)

未成年でも楽しめるカブトビール風スイーツが新登場

 当時の文献からできる限り忠実に復刻した「明治カブトビール」と、大正時代の分析表を基に復刻した「大正カブトビール」。酒を飲まない人や未成年の人にもその雰囲気を楽しんでほしいと開発されたのが、11月に新登場した赤レンガ琥珀ソフトだ。トッピングは、兜の角をイメージしたビスケット。さらに、写真映えと外国人ウケを意図して、人気の和菓子「琥珀糖」を載せている。

 明治カブトビールを模した赤レンガ琥珀ソフト「明治」は、麦汁糖度の高さによる黒ビールのような赤褐色を珈琲ゼリーで表現。ビールの泡をイメージしたソフトクリームとの相性もバッチリ。

赤レンガ琥珀ソフト 明治版(650円)

 大正カブトビールを模した赤レンガ琥珀ソフト「大正」は、クラシックラガーを思わせるコクのある香りをオレンジジュレで表現。ソフトとの相性を考えて、ジュレは甘さ控えめにしている。

赤レンガ琥珀ソフト 大正版(650円)

 ほかにも、カフェにはメイドイン知多半島を楽しめるメニューを用意。ランチには、知多和牛ローストビーフ丼(1800円)がおすすめだ。牛肉は、半田市にある「小栗牧場」で飼育された知多和牛を使用。味付けには、半田の老舗「キッコウトミ」のたまり醤油、蔵元「中埜酒造」の日本酒などを使用し、この地の醸造文化を存分に満喫できる仕上がりになっている。

隠し味にカブトビールでフランベしたローストビーフを味わおう

知れば知るほど!「半田赤レンガ建物」の歴史がエモい

 ビール工場として創設された半田赤レンガ建物の設計者は、明治建築界の三大巨匠の一人とうたわれる妻木頼黄(つまきよりなか)。ビールの醸造には安定した温度や湿度が必要となるため、現在ではほとんど見られない中空構造を持つ複壁や多重アーチ床が採用された。2004年には国の登録有形文化財として登録、2009年には近代化産業遺産に認定されるなど、その歴史的価値を高く評価されている。

明治時代のレンガ建造物としては、日本で5指に入る規模を誇る

 ビールの醸造工場として稼働していたのは約43年間。1943年(昭和18年)にはビール製造を中止し、中島飛行機製作所の衣糧倉庫となっていた。そして、終戦間近の1945年(昭和20年)7月15日、半田が空襲され、アメリカの小型戦闘機から攻撃を受けた。建物北面には無数の弾痕が残され、戦争の苛烈さを今に伝えている。

建物北側の壁面の弾痕からはいくつも銃弾が発見されている

 紆余曲折を経て、2015年から常時公開の観光施設として再生。半田赤レンガ建物やカブトビールの歴史を紹介する常設展示室(有料)、ショップ、カフェなどが設けられた。建物周辺ではマルシェなどのイベントが行われるようになり、今では半田のシンボルとして、また、市民の憩いの場として愛されている。

失われた「半田赤レンガ建物」の棟を復元しよう!

 半田赤レンガ建物の歴史を知った後にぜひ挑戦してほしいのが、2024年3月から定期的に開催される学びワークショップ「幻の東棟を復元せよ!」だ。現在は、創建時主棟、ハーフティンバー棟、貯蔵庫棟が残されているが、名残惜しくも解体された建物もあった。そのうちの一つ、東棟を復元したペンスタンドを制作する。体験料は2500円(常設展示室入場料・ガイド料を含む、要予約)。申し込み方法や開催日は、ホームページを確認しよう。

ペンスタンドの完成例

 作業中は大人も子どもも真剣そのもの!歴史の背景を学んだうえで、細部まで再現されたパーツを使って組み立てるため、作業にも力が入る。

レンガ柄をスタンプで表現していく

 ペンスタンドを完成させたら、学びワークショップ参加者限定の写真タイム! 操業時のカブトビール法被を着て、赤レンガ建物と一緒に記念撮影できる。

かわいい法被姿にテンションが上がる!/p>

 歴史を学びつつ、明治から昭和にかけての当時の雰囲気を存分に満喫できる半田赤レンガ建物。明治や昭和を感じる写真映えスポットもたくさんあるので、カメラを片手に出かけてみては。

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