JN-IPS245G240FHDR-HPレビュー

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

文●宮崎真一 編集●ジサトラユージ

提供: 株式会社JAPANNEXT

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

この価格で位置調節機能が満載
PIPやPBPもサポートし機能性も充実

 JN-IPS245G240FHDR-HPの外観は一般的な黒一色で、中央下部に配されたJAPANNEXTのロゴが印象的だ。背面には左右にLEDが搭載されており、虹色に点灯する。見えない箇所ではあるのだが、壁際に設置する場合などではLEDの明かりが壁に反射する。PCと合わせて派手なイルミネーションを楽しみたいという人にはうってつけと言える。

 また、液晶パネルのベゼル幅は約2mm、液晶非表示領域は約4.5mmと極狭縁デザインを採用する。そのため、フルスクリーンでゲーム画面や動画を表示させた時の迫力はなかなかのもの。また、複数枚並べてマルチディスプレーを構築する際でも、フレームが気にならないのは大きなメリットだ。

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

背面の様子。左右にLEDが配置され、点灯するようになっている

 スタンドはハの字型の台座に支柱を組み合わせたタイプ。台座の1辺は280mmほどで、二辺は100度ほどの角度が付けられているため、安定性は良好だ。また、台座の付け根の部分は45mmほど高くなっており、そこにケーブルをまとめることができる点はありがたい。台座と支柱は1本のネジで留める形だが、ネジにはツマミが付いているため、ドライバーを用意することなく指で固定することが可能だ。

 支柱の高さは350mmほどで、特筆すべきは130mmの高さ調節機能が用意されている点。安価な液晶ディスプレーは、価格と引き換えに高さ調節機能が省略されたモデルが多いため、この価格で高さ調節機能を有している点は評価できる。

 さらに、前後-5~+15度の傾き調節のチルト機能や、左右15度ずつの首振りとなるスイーベル機能、そして時計回りの向きに90度回転できるピボット機能を備え、細かな位置調節が可能。この価格でこれだけの調節機能を有している点は立派の一言。

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?
240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

130mmの範囲で高さ調節が可能

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?
240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

-5~+15度の前後の傾き調節も用意されている

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

画面を回転させるピボット機能も搭載。Webサイトやドキュメントファイルを表示する際に役立つ

 なお、支柱は液晶パネルにツメを引っ掛けて固定するため、パッケージから開封して使う際、工具を必要としないあたりはありがたい。また、100×100mmのVESAマウントにも対応しており、8mmのスペーサーも付属。別売りのVESA対応アームやスタンドも問題なく利用可能だ。

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

スタンドはツメで引っ掛けるだけで固定できる

 サイズは横幅が557mmと24.5型相応だが、パネル本体の奥行きは54mmほどと薄めだ。また、高さ調節機能とピボット機能を組み合わせることで、設置した状態でも容易にケーブルの抜き差しができる点は非常にありがたかった。一般的な利用法なら、ケーブルを抜き差しする機会はそれほど多くはないが、設置した状態でセットアップできる点は使い勝手に優れている。

 映像入力端子は、HDMI 2.0とDisplayPort 1.4を2つずつ、計4系統を備える。いずれも1920×1080ドットでリフレッシュレート240Hzに対応しており、入力端子を選ばないで済むあたりはわかりやすい。また、パッケージに1.5mのHDMIケーブルが付属しているため、ケーブルを用意する必要がない点も好印象だ。

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

背面のインターフェース。左から順に電源端子、HDMI×2、DisplayPort×2、ヘッドフォン用ミニプラグが並ぶ

 さらに、複数の入力端子を利用して2つの画面を同時に表示するピクチャーインピクチャー(以下、PIP)とピクチャーバイピクチャー(以下、PBP)もサポート。安価かつ24.5型でPIPとPBPをサポートしているモデルはめずらしく、デスクトップPCと同時にノートPC、あるいはコンシューマーゲーム機などを接続する予定がある人にとってはかなり重宝しそうだ。

 なお、PIPは上下左右の四隅にサブ画面を配置でき、その大きさも大中小に変更可能。PBPは左右に並べて表示されるため、アスペクト比が8:9となる点は覚えておきたい。

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

OSDメニューから変更することでPBPおよびPIPが利用可能だ

 そのほか、2W×2のスピーカーも内蔵している。その音質は、筆者の主観であることを断ったうえで述べるが、少々音が軽い印象を受けた。しかし、FPSやTPSではヘッドセットを使用する人がほとんどであるほか、音質にこだわるのであれば別途スピーカーを用意することもできるので、あくまで補助的な役割と考えれば十分だろう。

 OSDメニュー操作用のボタンは液晶パネル右側の背面に実装されているが、正面からのアクセスは良好で操作はしやすい。ただ、5つのボタンが並んでいるのだが、この並び順が少し気になった。OSDメニューの選択/決定が1番上、メニューの戻る/キャンセルが上から2番目、間に電源ボタンがはさまり、そして項目の移動や数値の変更を上から4番目と5番目のボタンで行うようになっている。

 この電源ボタンの位置によって、下側でOSDメニューを移動して、上側で項目や設定を決定するというように手を上下に動かす必要が生じてしまう。このあたりは、電源ボタンを一番上や下に離したほうが操作性に優れるのではないかと思う。ただ、普通はOSDメニューを一度設定すると頻繁に変更するものではないため、それを大きな問題と捉える人は少ないだろう。

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

背面に用意されたOSDメニュー操作用ボタン。OSDメニュー非表示では、上から順に「OSDメニューの表示」「照準点の表示」「電源ボタン」「明るさ設定の表示」「入力ソースの表示」の機能が割り当てられている

 消費電力は、通常時21W、最大時36W、省エネ時15Wと控えめ。電源はACアダプターを使用するタイプで、パッケージには12V3.5A、つまり42Wのものが同梱されている。

240Hzの24.5型モデルが3万円台前半!調節可能なスタンド付きでこれは破格じゃない?

付属のACアダプター。コンパクトなサイズで邪魔にならない

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
11月
12月
2021年
08月
09月
10月
2020年
06月
07月