冬の味覚と言えば、“海のミルク”と呼ばれる牡蠣も寒い時期のイメージがあります。サクサクに揚げたカキフライが飲食店で登場するのもこの時期。「カキフライ」という言葉をつぶやくだけで胸がときめくのは私だけでしょうか? いえ、わかる人はきっとたくさんいるはず。
同じように胸ときめく言葉は「のり弁」。では、カキフライとのり弁が一緒になった、カキフライのり弁は? ……ひゃー、ステキじゃないですか!
「カキフライのり弁当」ほっともっとで
持ち帰り弁当のほっともっとでは、カキフライ各種を11月15日に販売開始しました。シーズン限定メニュー。今年はカキフライが主役の「カキフライ弁当」の他に、お手頃価格の「カキフライのり弁当」(540円)を用意。
カキフライのり弁当の構成をチェックしていきましょう。ベースはほっともっとの定番の「のり弁当」。ちくわ天がドーンと横たわっており、そこにカキフライが2つ。それと、定番の漬物に、きんぴら。のりの下にはおかか昆布が敷かれています。
定番のり弁当の「白身魚のフライ」がカキフライに変わった感じですね。
カキフライは、7cmくらいの大きさで、チェーンで提供されるカキフライとしては大きいほうです。身もスカスカではありませんでした。
一応、ど真ん中で切ってみたところ、中までしっかり火が通っていたので(当然)、生っぽい牡蠣が苦手という人も大丈夫だと思います。
カキフライのり弁当にはうれしいことにタルタルソースが付きます!
さらに、定番のり弁当と同じく「プレミアムソース」か「だし醤油」のいずれかを付けられます。
私は、のり弁当には醤油派なのですが、今回はカキフライが入っているのでソースを選びました。
タルタルとソースをぶっかけていただきます!
のり弁当なので、タルタルソースはこのように、上からかけちゃっていいですよね。さらにソースも上からドバッと。
見た目がグチャグチャして、ちょっと背徳的な気分になるけれど、それがのり弁当の醍醐味。
カキフライを食べてみました。う~ん、デリシャス。
持ち帰って30分ほどたっていましたが、衣のサクサク食感はささやかに残っているし、プリッと身が詰まっていて、栄養ある海の風味を楽しめます。
個人的な感想ですが、出来合いのカキフライは当たり外れがある印象。そこにきて、ほっともっとのお弁当は注文してから作ってくれるのでコンディションもよいのでしょう。クサミも全然気になりませんでした。
ほっともっと、グッジョブ~!! あたしはこの価格で牡蠣を食べられてうれしいよ!
のり弁当だとカキフライは2つだけなので、タルタルとプレミアムソースをたっぷりつけて、惜しみながらいただきました。もちろんおかか昆布のご飯にもあいますね。一緒にかっ込むと、すごく親しみやすい味わいになります。
カキフライを食べたあとは、王道のちくわ天が慰めてくれます。さらに漬物、きんぴらと心強い布陣で、最後までお惣菜を楽しみながらいただけます。
カキフライが主役というのではなく、のり弁当のエッセンスとしての立ち位置ですね。意気込まずにカキフライをたしなめる点で、ツウらしいとも言えましょう。
「カキフライ弁当」は4コ入りと6コ入り
ちなみに、カキフライのり弁当ではない「カキフライ弁当」は、カキフライに添え物、タルタルとソースがついて、ごはんとセパレートでセットになった「4コ入りカキフライ弁当」(690円)と「6コ入りカキフライ弁当」(890円)の2種。
やはりカキフライの数が増えると価格もあがってきますね。
カキフライ弁当には、フライソースと、レモン果汁の小袋がついています。レモン果汁が付くあたり本格的ですね。心静かにカキフライと向き合いたい人にこちらがオススメ。
……どうでもいいかもしれませんが、のり弁当につくプレミアムソースとフライソースってなにが違うか気になりますよね?
味を比べてみたところ、フライソースは一般的な「中濃」に近い味で、しっかり濃くて後を引きます。プレミアムソースはどちらかというとフルーティーでサラッと上品な味わい。のり弁当についてくるプレミアムソースは、ご飯の上にかけてもソースが全部もっていってしまわないように配慮しているのでしょう。
季節限定なのでお早めに!
話が逸れてしまいましたが、ほっともっとのカキフライシリーズは、手頃な価格で冬の味覚を楽しめました。いずれの弁当もタルタルが付いているのがうれしいですよね。カキフライは、タルタルがあるとないとで大違いですから。
のり弁当タイプはカキフライ2つですが、定番のり弁をちょっと豪華に楽しみたい時にぴったりなはず! 気になる人は季節限定商品なのでおはやめに~!
ナベコ
酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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