会津の夏の風物詩として親しまれる町内ごとの夏祭りや祭礼「お日市(おひいち)」が、9月まで続く福島県会津若松市。江戸時代には会津藩の城下町として栄えた街は、戊辰戦争の激戦地となった国指定の史跡・鶴ヶ城(写真)や国の重要文化財に指定される二重螺旋構造のお堂・会津さざえ堂など、歴史的な名所が今もそろう趣ある街並みが広がります。
一方で、磐梯山や猪苗代湖などの豊かな自然に囲まれた街には、湖水でのアクティビティや磐梯山でのハイキングなど、夏を満喫できるスポットも多数存在。今回は、磐梯山を望みながら湖水浴を楽しめる崎川浜、舟の上からから街のシンボル・鶴ヶ城を眺められるボート体験、磐梯山と猪苗代湖を山頂から一望できるキャンプ場がある背あぶり山の3スポットをご紹介します。
猪苗代湖と磐梯山の絶景を眺めながら湖水浴やバーベキューを満喫
崎川浜
日本百景にも選出される猪苗代湖の西岸にあり、湖越しに磐梯山を望む絶景スポットとして知られるのが「崎川浜」です。夏には、その絶景を眺めながら猪苗代湖で湖水浴や水上バイクをしたり、湖岸でバーベキューを楽しむ人も多数。猪苗代湖は淡水なので海水浴と違い、べた付かずに水遊びができるのもポイントです。湖岸に沿った道を走れる猪苗代湖一周サイクリングルート「イナイチ」の起点にもなっているので、自転車好きにもおすすめです。
DATA
住所:福島県会津若松市湊町静潟
電話:0242-39-1251(会津若松市観光商工部観光課)
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2020062300014/
ボートの上から新しくなった鶴ヶ城を眺められる貴重な体験
鶴ヶ城ボート体験
鶴ヶ城は今春天守閣のリニューアルが行われ、歴史を体感できるデジタルアートやプロジェクションマッピングも好評。そんな鶴ヶ城を水上から見られると人気の「鶴ヶ城ボート体験」があります。鶴ヶ城西出丸西側のお堀、南町通濠を手漕ぎボートに乗ってのんびり進めば、いつもと違うお城の姿が楽しめます。天気がいい日は、水面に鶴ヶ城公園が反転してシャッターチャンスです。1回30分、800円。
DATA
住所:福島県会津若松市追手町1-1
電話:0242-39-1251(会津若松市観光商工部観光課)
https://www.aizukanko.com/event/953
時には眼下に雲海が見られる朝日のキレイな絶景キャンプスポット
背あぶり山
磐梯山と猪苗代湖を一望する絶景のなか、昔ながらのキャンプを楽しめるのが「背あぶり山」です。なだらかな芝生の斜面にフリーサイトが広がり、キャンプファイヤー場やトイレ、炊飯場なども整備されています。標高約870mの低山は豊臣秀吉が奥州仕置の際に休憩したとされる関白平のある山頂まで車で行くこともできますが、遊歩道を利用したハイキングも人気があります。キャンプ場無料(要予約)。
DATA
住所:福島県会津若松市湊町地内
電話:0242-27-0111(一般財団法人会津若松市公園緑地協会)
https://www.aizukanko.com/spot/472
市内では、40以上の飲食店や宿泊施設で、夏が旬のトマトを使った創作メニューが味わえる「あいづ食の陣」、対象の居酒屋やスナック、バーで会津の食材を使用した料理とお酒を1,000円で楽しめる市内宿泊者限定の「極上のはしご酒」を開催中。この2つの企画にも参加して、会津の夏を思いっきり楽しんでください。
※写真はイメージです。記事内の価格はすべて税込です。価格は予告なく変更される場合があります。
※この記事は、「つなぐ旅~東日本~ ひがしにほんトラベルガイド」から転載しています
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