PCゲーム初体験の若手編集も納得!話題の『スト6』などが最高画質で快適な20万円以下のノートPC

文●ジサトラハッチ 編集●ASCII

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フルHDなら最新PCゲームもとても快適!

 では、どれぐらいの性能なのか、基本的なベンチマークソフトで確認しておきたい。ベンチマークはパワーセッティングを「パフォーマンスモード」に、ファンは「最大」にして、給電状態のまま計測している。

 まずは3Dエンジンを使用し、CPUのレンダリングパフォーマンスで性能をスコアーで示す「CINEBENCH R23」を使ってCPU性能を計測した。

CINEBENCH R23の計測結果

 マルチスレッドのスコアーは12776pts、シングルスレッドも1778ptsと高い。インテルのプロセッサーはハイエンドゲーミングノートやモバイルワークステーション用の「HX」、その次に「H」、「P」、「U」と末尾の文字によって種類が異なる。PやUのような省電力CPUは、Core i7かつ同じ16スレッドでもスコアーが10000を切ってくる。

 そんななか、13000に近いスコアーを出しているので、CPUをかなり使うPCゲームでも快適に動作し、軽いゲームであれば実況配信しながらのゲームプレイも余裕なほどのスペックを有している。

 次に3Dアニメーションを表示し、CPUやGPUの処理性能を計測する定番ソフト「3DMark」の複数のテストを実施してスコアーを計測した。

3DMarkの計測結果

 解像度フルHDの「Fire Strike」は17000以上と非常に高いスコアーをマーク。解像度が2560×1440ドット(WQHD)の「Fire Strike Extreme」はスコアーが10000強で、Graphics test 1のフレームレートが66.50fps、Graphics test 2で47.8fpsと高く、ゲームによってはWQHDで遊べる性能を示している。

 一方、GPU負荷をできるだけ減らし、CPU負荷で物理シミュレーションをするPhysics testは83.91fpsと高いため、CPUに依存しがちなPCゲームも高いCPU性能で快適に遊べる可能性が高いことが確認できる。ただし、DirectX 12 Ultimate&レイトレーシングに対応した重量級の「Speed Way」は2567fpsと低いため、高解像度でのレイトレーシングを使ってゲームを遊ぶのは厳しそうだ。

 定番のPCゲームベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(FF14ベンチ)も試してみた。解像度は「G-Tune E4-I7G60DB-B」が表示できる最大の1920×1080ドットにし、画質は「最高品質」、フルスクリーンモードにして計測した。

FF14ベンチの計測結果

 結果は20729スコアーで「非常に快適」評価。さすがに最新世代のGeForceのミドルクラスのビデオカードを搭載しているため、発売当時はそこそこ重い部類だったMMORPGでも、フルHDなら何ら問題なく、最高画質で快適に遊べる。

 では、先月サービスを開始したばかりの最新MMORPG『ブループロトコル』のベンチマークでは、どのように結果になるのだろうか。解像度は1920×1080ドットで、画質は「最高品質」、フルスクリーンモードで計測した。

『ブループロトコル』ベンチの計測結果

 スコアーは16839で「極めて快適」評価。やはり、NVIDIAがフルHDでゲームをプレイするユーザー用と謳うように、RTX 4060であれば最新のPCゲームでも快適に動作するということが分かる。

 加えて、いろんな新要素を追加して動画配信も盛んな『ストリートファイター6』のベンチマークソフトも使ってみた。解像度は1920×1080ドット、画質設定を「HIGHEST」にしてスコアーを計測した。

『ストリートファイター6』ベンチの計測結果

 トータルスコアーは100/100と最高評価、上限が60fpsのバトル中のスコアーを示す「FIGHTING GROUND」の平均フレームレートが59.98fpsとほぼ60fpsに張り付き、上限が120fpsの「BATTLE HUB」と「WORLD TOUR」が平均85fps以上と高い性能を示した。

 定番ゲームの実測として『エーペックスレジェンズ』の動作も確認しようと思い、「CapFrameX」を使ってフレームレートを計測した。解像度は1920×1080ドットのフルHD、画質設定はデフォルトのままで計測。99パーセンタイルのスコアーであるP1を最小として採用している。

『エーペックスレジェンズ』のフレームレート

 平均フレームレートは142.8fpsと高く、「G-Tune E4-I7G60DB-B」の144Hzディスプレイを活かせる性能を見せた。最小値は89.3fpsと90fpsを下回っているが、基本的には120fps以上をキープして滑らかな動作でゲームがプレイできていた。

 ハクスラの定番ゲームだが、有名動画配信者やSNSで話題となり、シリーズを初めてプレイした人も増えて盛り上がった『ディアブロ IV』もプレイしてみた。解像度は1920×1080ドット、テクスチャクオリティは「高」に設定して計測した。

『ディアブロ IV』のフレームレート

 『ディアブロ IV』は見下ろし型のゲームながら描写が細かく、ハクスラにしては動作が重い。実際に平均フレームレートは『エーペックスレジェンズ』を下回る129.3fpsだったが、それでも120fps以上をキープできている。「G-Tune E4-I7G60DB-B」の高リフレッシュレートを活かせ、滑らかな動作で快適にゲームがプレイできる。