親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第225回
アプリ課金、使用時間帯、コンテンツ制限などペアレンタルコントロール機能充実
子どものiPhone利用に必須「スクリーンタイム」設定方法最新版!夏休み前に見直そう
2023年06月27日 10時00分更新
夏休み前にスマホのルールや設定を見直そう
夏休みなどの長期休暇には、子どものネットの利用時間が長くなり、昼夜逆転や依存状態になるなどのトラブルが増えることがわかっている。夏休み前は、子どもとスマホの使い方について話し合い、ルールや設定を見直すいい機会だ。
ペアレンタルコントロール機能を使えば、利用時間制限や課金制限などもできる。このタイミングで使い方を確認し、設定してみよう。今回はiPhoneなどiOS端末のスクリーンタイム機能の使い方だ。以前にも一度取り上げたが、現在は変更された箇所が少々あるので、あらためて画面付きでご紹介する。
おすすめの関連記事
Apple IDを盗むフィッシング詐欺が増加。先月はSMS、今月はメールで
子どものiPhoneでスクリーンタイムをオンに
iOSの「設定」→「スクリーンタイム」をタップ。初回は「スクリーンタイムをオンにする」をタップし、「続ける」をタップ。「これは自分用のiPhoneです」または「これは子ども用のiPhoneです」を選択してタップすると、スクリーンタイム機能がオンになる。
「これは子ども用のiPhoneです」を選ぶと、パスコードの設定や機能制限設定画面となる。設定できるのは、「休止時間」「App使用時間の制限」「コミュニケーションの制限」「常に許可」「コンテンツとプライバシーの制限」の5項目だ。
休止時間や課金制限などを設定しよう
「休止時間」とは、画面を見ない時間帯のこと。休止時間のあいだは、電話や許可したアプリだけが利用可能となる。まず開始時間と終了時間を設定しよう。休止時間が始まる5分前にはリマインダーが表示される。夜間は利用できない設定にすると、布団の中で利用してしまい睡眠時間が減るなどのトラブルが防止できるはずだ。
スクリーンタイムのパスコードを設定してある場合、「休止時間」に「休止時間中にブロック」という追加の設定項目が表示される。この設定が選択されている場合、休止時間が始まったときに「時間延長の許可を求める」をタップしてパスコードを入力すれば、もう少し長く利用できるようになる。
子どものアカウントでは1回限り「あと1分」をタップで延長するか、または「時間延長の許可を求める」をタップして保護者のアカウントに承認を求めることが可能だ。
「App使用時間の制限」では、対象とするアプリカテゴリーの1日当たりの使用時間を制限できる機能だ。使用時間の制限は、毎晩午前0時にリセットされる。
この連載の記事
-
第271回
デジタル
子どもの2割は知らない人とSNSやゲームでやり取りしている -
第270回
デジタル
受験生の5人に1人はYouTubeで志望校を見つける。Xとインスタは? -
第269回
デジタル
Z世代の2.5人に1人はオンラインゲームがきっかけで恋をする -
第268回
デジタル
日本人のスマホ比率は97%、70代シニアも9割以上が所持 -
第267回
デジタル
子どもに敵わない保護者のリテラシー。今後は大人への啓発が必要 -
第266回
デジタル
6~9歳の5人に1人はSNS投稿・動画撮影経験済み。小学1~3年生が配信する例も -
第265回
デジタル
11~15歳の6人に1人はネットいじめを経験している -
第264回
デジタル
タイパを求め10代は倍速視聴・ながら視聴で生活の質を上げている -
第263回
デジタル
災害時に情報発信・拡散したことある人が2割もいる -
第262回
デジタル
「スマホ育児は良いこと」が8割。子どものスマホ利用は当たり前の時代に -
第261回
デジタル
板書は撮影、スクショがメモ代わり。中高生の勉強法は理想の紙×デジタル使い分けかも - この連載の一覧へ