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【レビュー】新MacBook Air 15インチは「とにかく」実機に触って! 大画面、軽量、安価で魅力的

2023年06月21日 09時00分更新

文● 村上タクタ 編集●飯島恵里子/ASCII

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13インチモデルと性能は同じ。でも十分高性能

 早速、MacBook Air15インチをGeekbench 6でテストした。

 当然のことだが、M2搭載MacBook Air 13インチとほぼ同じスコア。多少の違いはあるが、誤差範囲といっていいだろう。つまり、15インチのMacBook Airは、13インチのMacBook Airとほぼ完全に同性能ということなる。

 これだけの性能を持ちながら、M2チップの発熱の少なさのおかげで、本機は冷却ファンを持たない。つまり、いくら負荷をかけても完全な静寂を保って動作するということになる。多くの人がノートパソコンからの排熱と、音に悩まされていることを考えると、これは信じられないことだ。

 参考までに、M1世代のMacBook Airと、インテル時代の最後のCore i5搭載のMacBook Airのデータを掲載しておく。インテル世代からApple Silicon採用で、いかにパフォーマンスが劇的に向上したか、ご理解いただけると思う。

薄いハイパフォーマンスマシン。ぜひ実物をストアで見ていただきたい。非常に魅力を感じるはずだ

 もし、あなたがまだインテル世代のMacをお使いなら、一番安価なM1搭載機でもいいから購入すれば、飛躍的に性能が向上することがお分かりいただけることと思う。

 それに比べればM1とM2のスペック差は少ないが、それでもCPU性能で1.1~1.2倍、GPU性能で1.5倍の差がある。また、M2チップはメディアエンジンを搭載しているので、ビデオ処理の性能に優れている。

 大画面と、M2チップの優れた処理能力を持ったMacBook Air 15インチモデルは、インテル世代Macからの買い替えにピッタリだといえるだろう。

大画面に追加される迫力のサウンド

 2880×1864ピクセルの15.3インチディスプレーは、広々として使い勝手は良い。MacBook Proのコントラスト比に優れたLiquid Retina XDRディスプレーに較べれば、性能は劣るが単体で見る限りでは、広々としていて色も鮮やかで十分に便利なディスプレーだといえるだろう。

 フォースキャンセリングウーファーを備えた6スピーカーサウンドシステムは、ディスプレーサイズ以外のMacBook Air 13インチとの唯一の違いだ。

キーボード横には、MacBook Proのようなスピーカー穴は存在しないが、音質は驚くほど良好

 フォースキャンセリングウーファーというのは、上下にウーファーを重ねて、大きな力でウーファーを動かしつつもお互いの動きで振動をキャンセルする仕組み。振動を本体に与えずに迫力のある低音を響かせることができる。Apple Musicの楽曲を聴いて試してみると、ノートパソコンとは思えないほどの迫力あるサウンドを楽しめる。

 大画面に迫力あるサウンドということで、Apple TV+などの映像を楽しむのにも最適。

 大画面で映像を楽しむことを想定したのか、大型化してスペース的に余裕があったからなのか分からないが、この音質の良さは魅力的。

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