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Core i9-13900K&RTX 4090を組み込んでみた

デカすぎる!重さ20kgのモンスターケース、ROG Hyperionで超ハイエンド自作

2023年07月01日 10時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

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PC自作に必要な細かい配慮が嬉しい

 Hyperionのサイドパネルは強化ガラス製で、開閉はマグネットのため、簡単に開け閉めできる。ただ、この状態だと組んでいる最中にサイドパネルが動いてしまうので、組んでいる間はパネルを外しておくといい。開けた状態でパネルを上に持ち上げると、蝶番の部分が抜けてパネルが外せるため、取り外しも簡単だ。

Hyperionの左右のパネルはマグネット式なので、簡単に開け閉めできる。開けて上に持ち上げればそのまま外すことも可能だ

 本ケースは、表側の下部にドライバーと小物入れが搭載されているのが面白いところ。ドライバーが手元にない場合も、サイドパネルを開けるだけですぐにネジのつけ外しができるうえ、予備のネジなどを小物入れに入れておけばパーツの増設もパパっとできる。

表側下部の部分をスライドさせると、ドライバーや小物入れが。細かい配慮が嬉しい

 また本ケースで特徴的なのが、マザーボード横の部分を彩るライティングパネルだ。標準搭載のこのパネルは、裏面からコネクターを接続することで文字やロゴマークを発光させられるようになっている。

LED搭載のライティングパネルによって、ケースの空きスペースをきれいに魅せる

 なお、このパネルは取り外しが可能で、これを外すと下から2.5インチのSSDなどをネジ止めできるパネルが現れる。さらにそれも取り外せて、その下からはファンやラジエーター用のマウンターが登場する。ストレージを拡張したり、サイドファンを追加したりと、好みに合わせてさまざまな拡張が行なえるというのが強みといえる。

ライティングパネルを取り外すと、その下には2.5インチドライブ用のマウンター(左)、それも取り外すと、360mmのラジエーターや120mmファン×3を取り付けられるマウンターが現れる(右)

 また、大型ビデオカードのためのカードステーが標準搭載されているのも特徴的だ。このステーは高さ調整ができ、上下で挟み込むように固定できるので、下への支えだけでなく、輸送時の揺れなども問題なし。PCIeスロットへの負担を最小限に抑えられる。

Hyperionには標準でカードステーが装着されている

 一方、配線を行う裏面には、コード類を抑えるためのプラスチックカバーが搭載されている。こちらはネジで留められているものの、サイドパネル同様開けて上に持ち上げれば外せる。

裏配線側には、ケーブル類を隠すためのプラスチックカバー

カバーを外した状態

 裏面には標準でARGBファンハブを搭載しており、最大8基のARGBコンポーネントと6基のPWMファンを繋げて制御可能となっている。ハブは「Aura Sync」に対応しているため、ここに接続されたファンなどをほかのライティングパーツと同期させて美しく魅せることができる。前述したライティングパネルも標準でこのハブに接続されており、同期可能だ。

ケースにARGBファンハブを搭載。標準搭載のファンは出荷時からここにつながっているため、ファン類の配線もしやすい

 そのほか、背面からアクセスできる2つの2.5インチ/3.5インチコンボベイも搭載。引き出し式なので使いやすい。前述したライティングパネル裏のパネルなども含めれば、2.5インチのドライブは最大7基搭載可能だ。ちなみにこのドライブベイは外すことも可能。底面にファンなどを設置したい場合は、裏から2つのネジを外して表側から取り外せる。

2台の2.5インチ/3.5インチコンボベイを搭載

インターフェースは、USB 3.2 Gen 1×4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 4.0もしくはUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C、オーディオジャックなど

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