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MITテクノロジーレビュー

ベータテストに参加したインプレッションをお届け

UBIの世界観を“ごった煮”、「XDefiant」は新しく懐かしくもあるアリーナFPS

2023年05月14日 12時00分更新

文● Okano 編集●八尋/ASCII

「エックスディファイアント(XDefiant)」

 「エックスディファイアント(XDefiant)」は、ユービーアイソフトが手掛ける基本プレイ無料の6人対6人のアリーナ系シューターだ。同社が手掛けるゲームタイトルに登場する勢力として戦場に繰り出していく。

 言葉を選ばずに結論を述べると本作は「Call of Duty(CoD)ライク」といえる。それもそのはず、過去にInfinity Wardで「CoD」シリーズに携わったMark Rubin氏が開発に参加していることもあり、「CoD」が持つハイスピードでカジュアルな、気軽に楽しめるFPSとして期待されている。

 では実際にどのような手触りだったのか、4月13日から26日にかけて行われたベータテストに参加したインプレッションをお届けする。

さまざまな世界観をごった煮

ユービーアイソフトが手掛ける複数作品の悪役が登場する

 まず、本作の大きな特徴はユービーアイソフトのフランチャイズを活かした要素だ。「ファークライ6」に登場した反政府勢力「リベルタード」や、「ウォッチドッグス」のハッカー集団「デッドセック」といった勢力が登場する。といっても、アイコニックなキャラクターそのものになるのではなく、あくまでその勢力の1人(いってしまえばモブ)として繰り出すのが興味深い点だ。

 これらの勢力には、2種のなかから1つを選択できるアビリティーと、戦闘中にゲージが貯まると使用できるウルトラ(いわゆるアルティメットアビリティー)、そしてパッシブ効果(特別にHPの多い勢力や、グレネードなどのガジェットがリチャージされるなど)が用意されている。

 例えばデッドセックであれば、敵を自動追尾してスタンさせる蜘蛛型の無人機「スパイダーボット」を持ち、「スプリンターセル」のスパイ組織「エシュロン」であれば、敵から視認されされにくくなるデジタルギリースーツを使えるといった具合だ。

アビリティーはバラエティーに富んでいる

 そのほかにも、「ディビジョン」シリーズで敵として登場した「クリーナーズ」は、火炎瓶で周囲を燃やす焼夷弾、「ゴーストリコン」の「ファントムズ」は一時的にシールドを張る磁気バリケードなど、それぞれの作品の世界観にある要素をアリーナシューター用にチューニングして実装している。まさにカオスでユニークであり、本作はいわゆる“お祭りゲー”の側面を持っていることがよくわかる。

 そして、画面下のゲージが溜まったら使えるようになる(ウルトラ)アルティメットアビリティも見所の1つだ。キャラクターにシールドを張って強力な近距離ショットガンを持つ「イージス(エシュロン)」や、強力な火炎放射器で(しかもかなり距離が広い)で周囲をなぎ払う「ピュリファイアー(クリーナーズ)」などが用意されている。

強力なアルティメットはここぞというときに使うことになりそうだ

 後述のゲームモードにもよるが、ウルトラはたいてい1試合に1度使えれば御の字という貯まり具合だ(よほど連続でキルを重ねた場合は別だが)。このデザインが意図したものであるかは不明だが、必殺技の使用頻度としてこのくらいがちょうどよく感じる。ピュリファイアーなどは、目標地点の敵を文字通り燃やし尽くすことができるので、試合の結果を大きく左右することになる。あまりにも多くのプレイヤーが使えてしまったら、カオスが極まっていただろう。

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