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未来のものづくりベンチャー発掘コンテスト「Tokyo ものづくり Movement」

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3Dコンテンツを肉眼で全方位から視認できる立体ディスプレイ「brightvox 3D」

 株式会社ブライトヴォックスは、仮想空間と共生する未来の生活をつくるをビジョンにホログラフィックディスプレイを開発している。メタバースの市場拡大からVRのニーズが高まっているが、視界ふさぐヘッドセットは普及があまり進んでいない。例えば数万人が集うイベント会場で全員にVRヘッドセットを装着させるのは非現実的だ。また教育や製造現場でもヘッドセットの運用は難しい。同社の開発するホログラフィックディスプレイ「brightvox 3D」は、デバイスを装着することなく、全方位から誰もが立体映像を楽しめるデバイスだ。展示会やイベント向けにレンタル提供を開始しており(1イベント50万円~)、将来的にはハードウェアメーカーにライセンス提供して市場を拡大していく計画だ。

株式会社ブライトヴォックス 代表取締役CEO 灰谷 公良氏

水温などの海洋環境情報と水中カメラによる映像・画像が取得できる海洋IoTシステム「MizLinx Monitor」

 株式会社MizLinxは、養殖業の生産性向上を実現するための海洋IoTシステム「MizLinx Monitor」を開発。養殖業では、餌やりコストの負担や魚の突然死といった課題を抱えている。「MizLinx Monitor」は、養殖業者が遠隔で海の様子を把握できる装置だ。いけすに設置するタイプと海面に設置するタイプの2種類で、映像や水温のデータを取得し、モバイル回線で送信し、Webアプリとしてスマホなどで表示・確認できる。長崎、静岡県内の養殖場で導入済みで、十数カ所の漁業者や自治体が導入を検討しているそう。現在は、耐久性を向上させたバージョン2を開発中で、小型化・低価格化にも取り組んでいる。また、データの活用として、魚体長計測、突然死を防ぐための海況予測機能の開発も進めているそうだ。

株式会社MizLinx(ミズリンクス) 代表取締役CEO 野城 菜帆氏

盲ろう者のための新しい手指携行型コミュニケーション・生活支援デバイス「Ubitoneグラブ2」

 視覚と聴覚に障がいのある盲ろう者は、点字デバイスや介助者のサポートがないと、外出や会話、ニュースや天気の確認などが難しい。盲ろう者が使う「指点字」という触覚によるコミュニケーション方法をデジタル化し、点字キーボードの機能コンパクトな手袋型のデバイスにしたのが「Ubitoneグラブ」だ。スマホアプリと連携し、アプリからのメッセージを指に振動で伝え、指の動きを感知し、盲ろう者のメッセージをスマホに入力する仕組み。ただし、初期モデルは手袋のサイズ調整が難しかった。現在開発している「Ubitoneグラブ2」は装着しやすく、確実に情報を伝えられる機構を設計。振動センサーの位置の見直し、加速度センサーから曲げセンサーにすることで操作性と信頼性を向上しているそうだ。Ubitoneグラブ2を使うことで、周辺の人との対話、遠隔でのチャット、ニュースや天気の確認、カメラを使った色や文字の確認が可能になる。製品は、デバイスを販売し、アプリは月額サブスクでの提供を想定。補装具品認定を取得し、低価格での提供を目指す。

株式会社Ubitone(ユビトン)代表取締役 山蔦 栄太郎氏

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