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高齢者のスマホが実施率低めで問題に

大掃除のついでに、あなたの親や祖父母のAndroidスマホで「システムアップデート」を!

2022年12月25日 17時00分更新

文● せきゅラボ

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帰省のついでに「システムアップデート」を!

今年最後の親孝行はスマホのチェックだ!?

 年越しの大掃除と一緒に、キレイにしておきたいのがスマホのセキュリティ。それも、あなたのではなく、親御さんや祖父母が所持するスマホをこの機会にチェックしてあげましょう。

 特に、Androidの「らくらくスマートフォン」などをお使いの人たちは、システムアップデートをせずにそのまま放置していることが少なくないので、必ず確認&実施を!

 iPhoneユーザーが大勢を占める日本では知名度が微妙かもしれませんが、システムアップデートはAndroid OSの脆弱性を修正するため定期的に実施されるもので、たとえばNTTドコモでは2ヵ月に一度実施しています。

 「販売店で勧められてセキュリティアプリを入れたから大丈夫でしょ」と言う人がいるかもしれませんが、そうしたセキュリティ対策製品とシステムアップデートは、どちらか一方さえあれば大丈夫という代物ではなく、そもそも「守るための役割」が違います。自宅に監視カメラを設置したところで、カギをかけ忘れていたら意味がありませんよね?

 さらにシステムアップデートは、脆弱性の修正だけでなくスマホ自体の使い勝手を改善することもありますから、使い慣れない人ほど早く実施すべきものなのです。

 にもかかわらず、システムアップデートの実施率は高齢者ほど低いのが現状です。今年の年末年始に帰省するという人は、以下を参考にぜひ家族のスマホを守ってあげてください!

※以下は「あなたの大切な人たちを守るため、年末年始はスマホの「システムアップデート」をしてあげましょう!」からの抜粋です。

システムアップデートの実施率が低いのは……

 仮にシステムアップデートを怠ると、スマホの不具合を修正する機会が失われるので、たとえば特定の条件でスマホが再起動を繰り返して止まらなくなってしまう、といったやっかいな現象に遭う可能性が高まります。さらに、悪意ある攻撃にも弱いままになってしまいます。

 そうしたなか問題となっているのが、高齢者が所持するスマホの実施率の低さです。NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によれば、スマホのセキュリティ対策として「最新のOSにアップデートする」と答えた人は、70代が27.4%と最も低いことがわかっています。これにはシステムアップデートの開始は簡単ですが画面操作が必要であるため、後回しにしているものではないかと考えられます。

 そこで、あらためてシステムアップデートを実施するための操作手順を画面付きでご紹介します。今回は、実施率の低い高齢者向けということで、らくらくスマートフォンの画面を例に出しましょう。

成功のカギは充電ケーブルと通信環境

 システムアップデートの実施に面倒な操作は必要ありません。ほぼ自動でスマホ側が処理してくれます。決して難しくありませんので安心してください。

 2ヵ月に一度、お使いのスマホの画面上段左隅にアイコンが表示されます(画面参照)。このアイコンが表示されたらシステムアップデートの合図です。

画面上段左隅にこのようなアイコンが表示されたら、システムアップデートの合図!

 まずはバッテリーがシステムアップデートの途中でなくならないよう、スマホに充電ケーブルを挿して充電状態にします。そして、通信環境が良好であることを確認しましょう。Wi-Fi接続でもかまいません。これでシステムアップデート実施の準備が完了しました。次に、画面上段左隅のアイコンをタップしましょう。すると、下図のような通知が表示されます。

「今すぐ再起動」をタップ

 そして通知内の「今すぐ再起動」をタップするとすぐにシステムアップデートが始まります。なお、システムアップデート実施時は通信料金が発生しません。実施中は下図のような画面が表示され続けます。充電ケーブルを抜いたり、ボタンを押したりせず、ゆっくり待ちましょう。特に電源オフには絶対にしないでください。

のんびり待ちましょう

 システムアップデートが終わると、下図のような完了画面が表示されます。ここでOKをタップすればシステムアップデートは成功です。おつかれさまでした!

これでシステムアップデート完了!

 なお、すでにシステムアップデート更新通知が届いていたが更新していない場合は、ドコモの公式サイト「ソフトウェアアップデート実施手順」を参考に進めてください。こちらでも画面操作をわかりやすく案内しています。

 年末年始、もしあなたが父母・祖父母など高齢者と話す機会がありましたら、ぜひスマホのシステムアップデートのお手伝いをしてあげてください。

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