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キャッシュレス決済サービスのお得で安全な使い方教えます 第2回

PayPayはチャージ残高の種類に要注意。送金時に面倒事が起きるかも!?

今日からできるキャッシュレス決済のお得なポイント稼ぎ~マイナポイントで大金ドーン! 高額還元目当ての遠征も

2022年10月17日 17時00分更新

文● 正田拓也 編集●ASCII

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子どものお小遣いはキャッシュレス決済で「送金」!?

 キャッシュレス決済サービスのうち、バーコード決済と呼ばれるものには送金機能があり、活用次第では非常に便利です。たとえば飲食店で割り勘したいとき。送金は多くの場合1円単位でできるため、小銭を持ち合わせていなくても、支払う人に送金機能で割り勘の金額分を送るだけで済みます。

 そしてお店側も会計時にわずらわしさを感じることなく、一度のキャッシュレス決済で済むわけです。均等割や食べたものだけ支払いたい場合でも、送金機能を使ってお客の側で金額調整しておけば、レジでもたつくことはありません。

 この送金機能は、応用することでさまざまな事柄に利用可能です。たとえば子どもにお小遣いをあげるときも、送金すれば簡単です。ただし、注意することはポイントとチャージ残高の違いです。お店で支払いをするだけなら意識しなくてもよいですが、送金する場合はチャージ残高からに限られます。ポイントを送ることはできません。

活用時に差が出るチャージ残高の種類に注意!?

 PayPayの場合、チャージをする場合は現金、クレジットカード、キャリア決済などが選べます。普段、お店で使う場合はチャージ残高とポイント残高を区別する必要はありませんが、チャージ残高にも種類があり、間違ってしまうと使い道に制限ができてしまいます。

 PayPayのチャージ残高の種類は、「PayPayマネー」と「PayPayマネーライト」に分かれます。チャージ元が現金または銀行口座の場合はPayPayマネーになり、対してクレジットカードなどの後払い方法でのチャージはPayPayマネーライトになります。

 そしてここからが重要なのですが、後者のPayPayマネーライトとして存在する残高は銀行口座への出金ができません

PayPayの仕様を覚えておかないと、送金の際に面倒事が起きるかも!?

 これは送金も同様で、PayPayマネーライトの残高を送ると、相手も銀行口座への出金はできません。出金を想定しているならPayPayマネーで送る必要があります。

 しかし、本人確認をしていないアカウントの場合は扱いが異なります。PayPayマネーの送金を受け取った場合でも自動的にPayPayマネーライトに変換されてしまいます。

 そして、もう1つ問題があり、送金は常にPayPayマネーライトの残高が優先的に送金され、PayPayマネーライトがゼロになってはじめてPayPayマネーの残高から送金できるようになるのです。

 少しややこしいですが、『PayPayは送金できる。送金された分は当然出金もできるだろう』などと考えていると、意外なタイミングで面倒が起こるでしょう。特に最近、デジタル給与が解禁されることが話題になっています。送金の際は、残高の種別と相手のアカウントの状態を確認してから実施することを強くおすすめします。

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