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【実機速報】Apple Watch Series 8/SE、新機能はどんなユーザーにおすすめ?(山本敦)

2022年09月15日 22時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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明るい色のモジュラー文字盤、Nikeバンドを装着してスポーティーにカスタマイズしたApple Watch SE

カジュアルに使い倒せることがApple Watch SE最大の魅力

 Apple Watch SEは、価格的にとても魅力あるApple Watchの入門機であることは、間違いありません。Apple Watch Series 8やApple Watch Ultraと同じ、最新世代のS8 SiP(システムチップ)を搭載したことで、初代のApple Watch SEと比べて最大20%の処理パフォーマンスの向上を実現しているので、ユーザーインターフェースや各アプリがとてもきびきびと動作します。

 Apple Watch Series 8との主な違いはスクリーンのサイズが20%ほど狭いことと、ケースのサイズが大小モデルともに1mmずつ小さいこと、ステンレスのケースが選べないことなどのほかに下記が挙げられます。

●Apple Watch Series 8と異なり「Apple Watch SEにはない」機能
・常時表示ディスプレイは非搭載
・IPX6等級の防塵(ホコリやチリ)性能はApple Watch Series 8のみ
・血中酸素ウェルネス/心電図のアプリがない
・皮膚温センサーがない
・U1チップがない(BMWなどが対応する自動車の電子キーが使えないなど)
・高速充電に非対応

 この中で、長年Apple Watchを使っている筆者が「一番ないと困る」と思うのは「高速充電機能」です。Series 7から実現している機能ですが、一度慣れてしまうと高速充電ができないストレスは小さくなく、睡眠計測を始める前になかなかフル充電になってくれないと、イライラして眠れなくなりそうです。

 Apple Watch SEはとても完成度の高いエントリーモデルですが、あと2万2000円がんばれば最新Apple Watchのフル機能を長く楽しめます。初めてApple Watchを買う方にこそ、Apple Watch Series 8を選ぶことを筆者はおすすめしたいです。

 Apple Watch SEは本体が軽く、50メートルの耐水性能を備えています。Apple Watchを2台持ちできる余裕が生まれたら、Apple Watch SEをカジュアルなスポーツシーンで楽しむスマートウォッチとして使えるようになるといいと思います。Apple Watch Ultraのタフネス仕様はとても魅力的ですが、それなりに高価なウォッチなので。

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