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最高峰性能の小型マシン「Mac Studio」に新iPhone SE/iPad Air登場! 2022年春のApple Event 第31回

圧倒的高性能で静かなMac StudioとStudio Displayを試す【西田 宗千佳】

2022年03月17日 22時00分更新

文● 西田 宗千佳 編集●飯島恵里子/ASCII

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本体背面の端子部。右端のThunderbolt 4端子にMacをつなぐ。だから入力は1系統である

HDMI非対応、実質入力1系統をどう評価するか

 現在、PCのディスプレイは高付加価値化が進んでいる。低価格で何の機能もないものも多いが、一方で、カメラやスピーカーをつけ、今の時代にあったディスプレイとして長く使えるものを目指す動きが広がっている。

 Studio Displayは、アップルによる、そうした市場への1つの回答と言えるだろう。だからおそらく、Mac StudioやほかのMac以上に息の長い製品になる。価格も高いのだが、それは「長く使うから」という部分があるのかもしれない。個人的に気になっているのは、HDMI入力を含めた「複数入力」に対応していないことだ。実質的に、Thunderbolt 4×1系統の入力しかない。

 ほかのディスプレイでは2つ以上の機器を切り替えながら使えるが、Studio Displayはそうではない。Macだけを使うならいいのだが、世の中そうはいかないことも多い。その点を考えるとちょっともったいないし、複数入力がない故に選べない、という人もいそうだ。

 

筆者紹介――西田 宗千佳

 1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。 得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、アエラ、週刊東洋経済、月刊宝島、PCfan、YOMIURI PC、AVWatch、マイコミジャーナルなどに寄稿するほか、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。近著に、「ソニーとアップル」(朝日新聞出版)、「ソニー復興の劇薬 SAPプロジェクトの苦闘」(KADOKAWA)などがある。

 

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