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【老舗製造業×ベンチャー】汎用的なゴム製品の外観検査AIシステムを共同開発 フツパーと錦城護謨が協業

PR TIMES

株式会社フツパー
上記、地域産業のデジタル化に大きく貢献できる先進的ビジネスモデルを創出したことを認められ、経済産業省より地域新成長産業創出促進事業費補助金に採択されました。

目視検査業務の効率化を実現する画像認識エッジAIを提供する株式会社フツパー(本社:大阪府大阪市、代表取締役CEO:大西洋、以下「フツパー」) は、土木事業・福祉事業やゴム製品の製造を行う創業85年の老舗モノづくりメーカー錦城護謨株式会社(本社:大阪府八尾市、代表取締役社長:太田泰造、以下「錦城護謨」) との技術開発において、地域産業のデジタル化に大きく貢献できる先進的ビジネスモデルを創出したことを認められ、経済産業省より地域新成長産業創出促進事業費補助金に採択されました。




●当ビジネスモデルの概要
従来、ゴム・プラスチック・樹脂製品の不良品検査においては、ほとんどが人の目視により行われています。近年の少子化や人材の高齢化、人的ミスの影響を大きく受け、特に地域産業を担う中小企業では大きな課題となっています。

このたびAIを用いた外観検査システムの共同開発を錦城護謨と行い、さらには製造業他社への水平展開を目指します。新たな検査方法の導入による従業員の負担軽減と省人化、AI学習による検査精度の飛躍的な向上を図り、製造業界全体のスマート化に寄与いたします。
またデータを蓄積しながらも、従来のAIと比べて少ない通信量で画像判定ができるエッジAIを用いたビジネスモデルを構築し、ネットワーク環境を課題とする中小企業製造現場のデジタル化を促進いたします。

●地域新成長産業創出促進事業費補助金とは
経済産業省が地域経済を牽引する企業のデジタル化を支援し、地域の高生産性・高付加価値企業群を創出・強化することを目的として公募している補助金。新事業実証(試作、顧客ヒアリング、事業性評価と改善等)による地域産業のデジタル化のモデルケース創出、地域への横展開を目指し、2社以上の共同体に対して交付されます。

●補助金交付共同体について
当補助金はフツパーと錦城護謨の共同体に対して交付いただきました。
フツパーは企業の労働力不足へのソリューションを提供するAI開発ベンチャー企業。「はやい・やすい・巧いAI」をミッションに、「SF世界のAIではなく労働力不足を解決するための道具としてのAIを開発する会社、必要なものを必要なところに届ける手段(=AI)を作る会社」として企業活動を行っています。

一方、錦城護謨は創業85年の老舗モノづくりメーカー。大手ブランド家電、医療機器をはじめ、様々なゴム部品で日本の経済活動に貢献してきました。さらには土木事業、福祉事業に加え、自社ブランド「KINJO JAPAN」を立ち上げるなど、多事業展開を特徴としています。

この度の共同体においては、大手企業がベンチャー企業を資金面でサポートできる連携に比べ、まだまだ事例の少ない老舗中小企業とベンチャー企業の連携です。しかしながら、両社の強みと弱みを活用・補完し合いながら連携することで、製造現場により近い中小企業だからこそ可能で、大きな資金を必要としない開発が期待できます。

錦城護謨 代表取締役社長:太田泰造のコメント


少子高齢化による人材の確保難に対し、製造手法を大きく変更する省人化ではなく、負担の少ない労働力不足対策が急務となっております。
まずは最も効果のある工程にピンポイントで対策を打つ事が重要と考え、製造コストの10%、人員数の34%を占める検査工程に着手しました。
85年間積み上げてきた当社の製造ノウハウに、フツパー様の実現可能性と普及性の高いソリューションを掛け合わせ、製造業界全体への貢献に繋がる新しい中小企業オープンイノベーションを産み出します。

フツパー 代表取締役CEO:大西洋のコメント


AI作りで最も重要となるのはデータ集めの部分であり、データの質と量が肝心です。
現場で使えるAIを構築するには、AIを作る技術だけがあっても意味がなく、学習のためのデータと適切な活用方法があって初めて実現可能になります。
今回は、錦城護謨様の持つ製造ノウハウ及びデータと当社のAI開発力がうまくマッチングする形となり、スピード感を持ったソリューション開発を始めることができました。
錦城護謨様のような創業85年の老舗のメーカーと、当社のような創業2年のAIスタートアップがタッグを組むことで、日本の製造現場を変えることができると信じています。

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