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第2世代「Apple TV 4K」レビュー!操作感向上の新Siri Remoteも試す

2021年05月20日 22時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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左側は第1世代Apple TV 4Kに付属するSiri Remote

アルミボディの新しいSiri Remoteが使いやすい

 第2世代のApple TV 4Kには、一体型アルミニウムデザインになった新しいSiri Remoteが付属する。従来機のSiri Remoteには「Touchサーフェス」という名前の付いた、クリック・スワイプ操作に対応するフラットなパネル形状のインターフェースが搭載されていた。新しいSiri Remoteにはこの代わりにホイール形状の「クリックパッドコントロール」が載っている。これがとても使いやすかった。

新しいSiri Remoteはアルミニウムデザインとして、筐体に厚みを持たせた。しっかりとしたグリップ感が得られる

 クリックパッドコントロールは、上下左右のスワイプと押し込んでクリックする操作に対応する。どちらの入力操作に対してもレスポンスが正確だ。その外周には、12時/3時/6時/9時の方向にクリックできるボタンがある。コンテンツ選択や文字入力を行う際のカーソル移動は、クリックパッドコントロールのスワイプ操作よりも、外周ボタンの十字方向をクリックする方がストレスなく操作できる場合がある。

側面にSiriの起動ボタンがある

リング状のボタンの白いドットに指を添えてから、サークル状になぞるとジェスチャー操作になる

 さらに外周部分は、指でなぞるとジェスチャー入力操作になる。使い方は動画の再生中に一時停止して、外周ボタンの白いドットが配置されている箇所に1秒ほど指を置きっぱなしにすると、画面シークバーの再生地点にあるアイコンが白いホイールに変わる。ここで外周部分を右回り・左回りに指でなぞるように操作すると、コンテンツの早送り・巻き戻しができる。Apple TVにNetflix、Amazonプライム・ビデオのコンテンツ再生時にはこれが使えたが、YouTubeは非対応だった。アプリによって、ジェスチャー操作を受け付けない場合があるようだ。

ジェスチャー操作時、画面上に表示されるアイコンも写真のように切り替わる

 音声アシスタントのSiriを呼び出すボタンは、リモコンのフロント側からサイドに移した。Siriによるコンテンツ検索や15秒スキップバックなど、再生コントロールは初代のApple TV 4Kの感覚を踏襲する。また新しいSiri Remoteに、本体とHDMIケーブルで接続しているテレビをまとめてオフにできる、独立した電源ボタンが搭載されたことが地味ながらとても便利だ。

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