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持ち運びにも最適なサイズでお手頃モバイルマシンとしてもオススメ

文字通り “柔軟性” を備え仕事用サブ機にも最適、2in1で幅広い用途に使えるノートパソコン<IdeaPad Flex 550i Chromebook >

文●林 佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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<IdeaPad Flex 550i Chromebook >

 最近、 Chromebook の話題をよく耳にする。GIGAスクール構想の後押しや、クラウドシステムとの連携のしやすさ、シンプルさが相まって、人気が高まってきているからだ。また、 Chromebook は教育現場以外への訴求を高めるべく、お手頃な値段で販売されているのも理由の1つだろう。

 今回はレノボ・ジャパンが販売する、Celeron 5205U搭載で2 in 1タイプの<IdeaPad Flex 550i Chromebook >をチェックしていく。Google 製のサービス中心の運用であれば十分快適であり、ビジネス運用だけでなく、ストリーミングサービス再生専用機的な運用も可能なのが特徴。「スマホだとちょっと画面が狭いけど、もう少し大きな画⾯がほしい」と考える人にもオススメできる。

2in1タイプで幅広い用途に使える
「デジタイザーペン」も付属

 <IdeaPad Flex 550i Chromebook >は、13.3型の2in1ノートパソコンだ。OSは Chromeを搭載しているものの、見た目でいえばWindowsマシンとなんら変わりない。先に記しておくと、OSとしてはAndroid風味であるため、Android端末を触ったことがあれば、ほとんど迷わないと思われる。端的にいえば、「Chrome ブラウザを触ったことがあればOK」といった感じだ。

 見た目はオーソドックスなノートパソコンだが、360度開くことでタブレットのようにも使える。デジタイザーペンとセットで直接書き込みもできれば、テント型にして資料表示用にもできる。このあたりはWindowsの2in1と同じ感覚で扱うことができる。

ディスプレーは360度開閉する

動画視聴やプレゼン資料の表示などに便利な「テントモード」

キーボード面を土台にした状態

タブレットの状態。デジタイザーペンも付属するので、メモを取るときなどに便利

 Google アカウントがあれば、Google のWebサービスだけでなく、一部のAndroidアプリも使用できるため、スプレッドシートやメールだけでなく、写真加工や手書きメモアプリなども使用可能だ。そのため、用途を絞ると何かと都合がいいデバイスになる。重量は約1.38kgで、バッテリーライフはカタログスペックで約10時間なので、モバイルマシンとしての運用もできる。

 ディスプレーの解像度は1920×1080ドットで、広視野角のIPSパネルを採用しているほか、10点マルチタッチにも対応。CPUはCeleron 5205U、メモリーは4GB、ストレージは64GB eMMCとなるほか、720pのHDインカメラやUSBポート、microSDカードスロットなどを備える。通信規格は無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)とBluetooth v5に準拠している。そのほか、付属品としてデジタイザーペンもついている。

 USB端子は「USB 3.0」×3(Type-A×1、Type-C×2)の構成で、マウスのほか、一部オーディオデバイスにも対応する。2020年現在ではWindowsとmacOSで動作確認されたUSB機器ばかりだが、Androidで動作するUSB DACやストレージなどは動作することが多い。また対応が記載されていなくても動作するケースはもちろんあるのだが、この点は動いたらラッキーくらいの認識がいい。

左側面。USB 3.0(Type-A、Type-C)、ヘッドセット端子、microSDカードスロットがある。また給電は左端のUSBポートを使用する

右側面にはUSB 3.0(Type-C)とセキュリティスロット、ボリュームボタン、電源ボタン

背面には排気口があるのだが、ファンの回転数はほとんど上昇せず、駆動音が気になることはまずないだろう

シンプルな底面。上下に細長いゴム脚を備え、滑りにくくなっている

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