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「McAfee Device-to-Cloud Suites」

マカフィー、セキュリティーを包括的に一元管理するSaaSベースのスイート

2020年10月16日 14時00分更新

文● ASCII

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「McAfee Device-to-Cloud Suites」

 米マカフィーは10月16日、MVISIONポートフォリオを拡充し、3つのオールインワンSaaS(Software-as-a-Service)ソリューションから成る「McAfee Device-to-Cloud Suites」を発表した。

 McAfee Device-to-Cloud Suitesは、クラウドファーストを掲げ、簡素化されたポートフォリオによるデバイスからクラウドまでを望むユーザーに適したサービス。プロアクティブで実用的な脅威への対応を可能にする業界初というインテリジェンス「McAfee MVISION Insights」が組み込まれている。本機能により、リスクの優先度を判断し、セキュリティー対策を評価して、改善策を提示することが可能としている。

 本ソリューションは、10月29日から11月13日まで開催される米マカフィーのバーチャルイベントMPOWER Digital 2020で詳細を展示する予定。

 マカフィーの製品担当バイスプレジデントのアナンド・ラマナサン(Anand Ramanathan)氏は、「サイバー活動が増加し、お客様は悪意ある脅威にさらされています。また従業員がどこででも仕事ができるようにするために、企業は組織全体のコントロール、管理、可視性を確保することに苦労しています。マカフィーのDevice-to-Cloud Suitesは、デバイスやクラウドのフットプリントに沿った包括的なセキュリティーを提供し、変化の激しい環境において、現在さらに将来、必要なエンドツーエンドの保護を提供します」と話している。

 職場の定義が広がるなかで、マカフィーのDevice-to-Cloud Suitesは可視性を確保し、ハイブリッドなIT環境下での制御や効率的な管理を支援するという。本スイートは、次の3種類で展開する。

MVISION Advanced:次世代の保護メカニズムとロールバック機能を搭載したプロアクティブなエンドポイント脅威対策で、ランサムウェアや高度なマルウェアから保護する。

MVISION Premium:AI搭載のEndpoint Detection and Response (EDR)とData Loss Prevention(エンドポイントDLP)で、エンドポイントとデータを包括的に保護し、高度な攻撃からデバイスとデータをより完全に保護するという。

MVISION Complete:マカフィーのエンドポイントセキュリティー全製品とSecure Web Gateway (SWG)、最新のDLP、Cloud Access Security Broker (CASB)を組み合わせたソリューション。MVISION Unified Cloud Edgeと統合し、デバイスからクラウドまで保護する。

 MVISION Completeは、エンドポイント、ウェブ、クラウドなど、すべての攻撃経路における脅威対策およびデータ保護を提供する。これにより、企業はデジタルトランスフォーメーションへの取り組みやリモートワークなどで分散した従業員をより確実に保護することが可能としている。

 新たに設計されたスイートにより強化されたMcAfee MVISIONポートフォリオは、デバイス、ネットワーク、クラウド全体を保護。可視性と制御を高めたシンプルなクラウド管理、スタッフの生産性を向上させる自動応答・自動更新、エンドポイント、ウェブ、クラウドにおける一貫したポリシー施行などで企業の運用コスト削減をサポートする。

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