このページの本文へ

アップルの無償プログラミング学習ツール「Swiftプログラミング」でいっしょに遊ぼう 第1回

アップル無償プログラミングツール「Swift Playgrounds」を試そう

2020年05月31日 10時05分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

iPadやMacでSwift Playgroundsを動かそう

 前置きが長くなりました。すでに始めたくてうずうずしている人もいるかもしれません。上でも述べましたが、Swift Playgroundsは、iPadOSやmacOSにとっては単なる1つのアプリなので、インストールして使うのも簡単です。それぞれのApp Storeで「Swift Playgrounds」を検索すれば、すぐに見つかるので、そのままインストールしてください。念のために、両方のURLを以下に示します。これらのページをブラウザーで開けば、そこからそれぞれのApp Storeに飛ぶことができます。

iPadOSのアップストアにあるSwift Playgrounds

 iPadOS:https://apps.apple.com/jp/app/swift-playgrounds/id908519492

macOSのアップストアにあるSwift Playgrounds

 macOS:https://apps.apple.com/jp/app/id1496833156

 ここから先は、特に断りのない限りiPad版のSwift Playgroundsの画面を示しながら進めることにします。macOS版での表示や操作も、だいたいは同じです。もし、大きく異る部分がある場合には、その都度、注記することにします。また、画面操作はiPadOSでは「タップ」が、macOSでは「クリック」が中心となりますが、ここではそれらを「タップ」と呼ぶことにします。macOSで動かす方は、「クリック」と読み替えてください。

 インストールしたSwift Playgroundsを起動すると、最初は「マイプレイグラウンド」という画面が表示されるでしょう。内容は、まったく同じではないかもしれませんが、これに近いほぼ白紙の画面となるはずです。

Swift Playgroundsを起動すると最初に表示される「マイプレイグラウンド」画面

 ここで、ちょっとだけ寄り道になりますが、画面の底辺近くにある「その他のプレイグラウンド」の領域の右端にある「すべてを見る」をタップしてみましょう。すると、「その他のプレイグラウンド」というページに切り替わり、「テンプレート」、「コードを学ぼう」、「チャレンジ」といったカテゴリーごとに、何種類かのプレイグラウンドを作成するためのテンプレートが表示されます。

「すべてを見る」をタップすると表示される「その他のプレイグラウンド」のページ

 このうち、「コード学ぼう」のカテゴリーにあるテンプレートは、非常に凝った作りのゲームのようなもので、楽しみながらプログラミングに親しむことを狙った、いかにもアップルらしいSwift Playgroundsならではのものです。しかし、この連載では使いません。これらはゲーム的、あるいはパズル的要素が強く、ゼロからプログラミングを学ぶのに、それほど適しているとは思えないからです。

 ここで使うのは、「テンプレート」のカテゴリーにある「図形」です。この、「図形」という名前の部分をタップして開いてみましょう。「入手」ボタンではありません。すると、「図形」というテンプレートの説明が表示されます。

「テンプレート」のカテゴリーにある「図形」の名前をタップすると開くテンプレートの説明

 これをざっと見ると、円、四角形、三角形、線などの図形が、簡単に描けるプレイグラウンドのようだということ分かります。実は、このようなグラフィックを表示してみることは、基礎的なプログラミング学習にとって非常に有効な教材となります。

 ここにある「入手」ボタンをタップして、「図形」テンプレートからプレイグラウンドを作成しましょう。実は、最初に開いた「マイプレイグラウンド」のページの「その他のプレイグラウンド」にも「図形」があったことにお気づきでしょうか。つまり、わざわざ「すべてを見る」をタップして「その他のプレイグラウンド」を開かなくても、そこで「図形」をタップしてもよかったのです。まあこれは、このアプリの可能性をちょっと探ってみたというところです。

 「図形」テンプレートから作成したプレイグラウンドは、とりあえず「マイプレイグラウンド」のページに表示されます。

「図形」テンプレートから作成したプレイグラウンド「図形」が加わった「マイプレイグラウンド」ページ

 iPadの場合には、この「図形」のアイコンをタップして開きます。Macの場合には、クリックしただけでは開きません。ダブルクリックして開きましょう。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中