ASCII Power Review 第32回
60倍ズームの威力を試してみた
OPPO Reno 10x Zoom実機レビュー = 超望遠にも強いフラッグシップ・スマホ!
2019年07月27日 10時00分更新
現代のスマホの最大の差別化ポイントはカメラ。デュアル、トリプルカメラは当たり前で、現在は望遠カメラの倍率を競い合っている。
そこに登場したのが「OPPO Reno 10x Zoom」。遠くの被写体のディテールもしっかりと映し出すと謳う「10倍ハイブリットズーム」を搭載し、最大で60倍デジタルズームが可能な超望遠特化型スマホだ。今回は望遠領域の作例も含めて本製品のレビューをお届けしよう!
フラッグモデルなので
スペックはゴージャス!
Reno 10x Zoom(以下Reno)は、OPPOのフラッグシップスマホ。当然スペックはハイエンドクラスで、プロセッサーは「Snapdragon 855」、メモリー(RAM)は8GB、ストレージ(ROM)は256GBを搭載。そして最大256GBのmicroSDXCメモリーカードを装着可能だ。OSはAndroid 9をベースにした「ColorOS 6」を搭載している。
ディスプレーは、6.65インチのFHD+(2340×1080ドット)有機ELパネルを採用。色域はDCI-P3をフルカバー。詳しくは後述するが収納式のインカメラを採用することで、端末下のベゼル幅は3.49mm、画面占有率93.1%という全画面スクリーンを実現している。なおこのディスプレーはコーニング社の強化ガラス「Corning Gorilla Glass 6」で保護されており、下部にはディスプレー内蔵型の指紋認証センサーが配置されている。
大注目のカメラは、広角(4800万画素、26mm、F1.7、OIS)、超広角(800万画素、16mm、F2.2)、望遠(1300万画素、130mm、F3.0、OIS)というトリプル構成。光学的には、広角を基準にすると望遠は5倍、超広角を基準にすると望遠は8.125倍となる。スマホでは一般的に広角を基準にして倍率を記載しているので、それにならうとRenoは、光学5倍ズームということになる。ディテールをしっかり描き出す(画質がそれほど劣化しない)焦点距離を「10倍ハイブリットズーム」(160mm)と設定しているので、カバーする焦点距離を16~160mmとしてアピールしているわけだ。
収納式インカメラによって
全画面ディスプレーを実現
この連載の記事
- 第249回 ついにCore Ultra搭載のフラッグシップノート「ThinkPad X1 Carbon Gen12」実機レビュー
- 第248回 最高性能のポライドカメラ「Polaroid I-2」実写レビュー
- 第247回 世界最速スマホが「おサイフケータイ」搭載! 「ROG Phone 8 Pro Edition 日本版」実機レビュー
- 第246回 16型で1.4kgを実現した究極の2in1モバイルノートPC = 「LG gram Pro 2in1」レビュー
- 第245回 フルサイズ6000万画素超えの最強ミラーレスカメラ「ライカSL3」実写レビュー
- 第244回 DellのハイエンドモバイルPC「XPS16」実機レビュー = 未来デザインの16型はGPUも爆速だ!
- 第243回 SIGMA渾身の最新レンズ「15mmF1.4」「500mmF5.6」「70-200mmF2.8」実写レビュー
- 第242回 Core Ultra搭載で11型大画面のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
- 第241回 富士フイルムの4020万画素APS-Cコンパクトカメラ「X100Ⅵ」実機レビュー
- 第240回 ASUSが発売した「究極」の2画面モバイルノート「Zenbook DUO」実機レビュー
- この連載の一覧へ