この連載は江渡浩一郎、落合陽一、きゅんくん、坂巻匡彦が週替わりでそれぞれの領域について語っていく。今回はきゅんくんが、カワイイ女の子のフィギュアと3Dデータを観察してみました。
六本木のTechShopでスク水姿の近衛りこさんを全身3Dスキャンしてから約3週間……。DOOB-3Dからついにフィギュアが送られてきました。
スキャンしたときの様子はこちら。
前回、何十回とスキャンした中から厳選したのはこちらのデータ。
この中から、一番左の写真のフィギュアを2つ(内カメラマン分1つ)、一番右のフィギュアを1つ(カメラマン分)、右から2番目のデータを1つ購入しました。フィギュアを購入した場合データはなく、データを購入した場合フィギュアは付きません。
フィギュアは観賞用に、データは自分で3Dプリントなどをする用途で注文しました。ジャージが脱げている写真を選びがちなあたり、私とカメラマン荻原氏の趣味が垣間見えますね…‥。
それでは、届いたフィギュアを四方から荻原氏に撮影していただいたのでご覧ください。まずは座りフィギュアから。
石膏フルカラーの3Dプリントなので、落としたら割れてしまう脆さや、触ったときのザラザラ感はありますが、普段目にするABS積層の3Dプリントに比べると格段に表現力があり満足感は高いです。
研磨してザラザラ感をなくすことも考えたのですが、細いパーツが折れてしまう可能性があるらしいので、この石膏フィギュアには手を加えず、別で購入したデータの方で試行錯誤することにしました。想像より顔の造形が精巧にできていて、近衛りこさんの顔の特徴が生きておりうれしいです。
次に立ちフィギュア。台座がないため安定して立たせておくことは困難です。立ちフィギュアは見ごたえがありますが、日常で飾るには座りフィギュアの方が安心ですね。
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