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高負荷に耐えるためのパソコン完全冷却術 第4回

サーモグラフィで比較!! ノートPCクーラー6製品の冷却性能を知る! (1/4)

2016年09月10日 13時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村

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 これまでデスクトップPCの冷却について検証してきたが、ノートPCはどうだろうか? 長時間の駆動により熱が溜まってしまったり、経年劣化で排熱性能がダウンしてしまったり、そんな理由からノートPC冷却台は季節を問わず定番の製品となっている。

オフィスだけでなく、ゲーミングノートPC用としても、ノートPCの冷却について気になる人がいるのではないだろうか。そこで、今回は簡易型サーモグラフィーのFLIR Oneを使用して温度分布をチェックしつつ、どの冷却台が効果的なのかを探ってみることにした。

この企画で取り上げている、冷却周辺機器&グッズ

エレコム SX-CL23LBK
エレコム SX-CL20BK
グリーンハウス GH-PCFA12
Cooler Master ERGOSTAND III
上海問屋「熱排出ファン搭載 ノートPCクーラー DN-913995」
「光学ドライブを冷却クーラーとSSDにできちゃうキット」
「USB電動静音うちわ」と「USB水冷静音クーリングマット」

マウスの15.6型ノートPCをベースにする

 基準とするノートPCはマウスの15.6型「LB-F572X-SH2」。Core i7-6500Uを搭載するノートPCで発熱はそれなりにあるものだ。またボディは樹脂性であり、13.3型ノートPCに多く見られる金属部材を使用していないため、筐体全体の放熱性能は弱めである。

 先に記しておくと、モバイルノートPCの場合、金属部材を採用しているものであれば、底面に風を当てておくだけでも十二分に効果があるため、冷却性能よりも作業性重視で選んでしまって構わない。問題とあるのは、樹脂性の筐体を採用するノートPCなのだ。

統一環境として用意した15.6型ノートPC

 まずPCに高負荷を与えるOCCT 4.4.2を30分実行して、熱の上昇をチェック。それで判明したのは、「LB-F572X-SH2」はCPU温度が72度を越えないように本体左側面にあるファンが全力で動作する仕様になっており、とくに70度に到達した以降はファンが盛大にうるさい。

 ただファンの直上にあるキーの隙間からは、ファンからの風が漏れる作りで、体感的な温度は低めで、キーボード面の温度上昇も抑えられるため、騒音は別として、よく考えられたノートPCだ。

 作業を考えると、ファンが全力運転のままだと気になって仕方ないため、爆音状態にならない冷却台が望ましいといえる。また「LB-F572X-SH2」を安定して冷やせるものであれば、13.3型のモバイルノートPCでヘヴィな作業をする場合にも安心できるだろうというわけだ。

OCCT実行前のキーボード面と底面

OCCT実行5分直後のキーボード面と底面。この温度より、とくにキーボード面が低くでれば、ノートPCクーラーとしての性能を期待できるという判断である

60分実行した場合のグラフ。開始5分時点からファンは全力運転に近かった。キーボード面はファンが全力回転し続けたのもあり、アイドル状態に近い温度まで下がっていたことも付け加えておく

 以上を基準として、冷却台を中心にノートPCを冷やせそうなアイテムを見ていこう。上記しているようにCPU温度が70度を越えたあたりから、爆音でファンが回転するため、冷却台などの効果以前の問題になる。

 グラフを見てみると、約5分の時点で約70度になっているため、以下の計測での温度計測は5分経過時点のものを採用している。

エレコム SX-CL23LBK

ほぼノートPCの底面を冷却できる。設置場所もアルミ部材になっており、風が当たらなくても冷却性能を確保している

 14cmファン×2を搭載し、爆風モードも備えるノートPC用クーラー。15.4~17インチまでのノートPCに対応するサイズで、アルミ素材を多用するほか、パーツの付け替えで吸気と排気を切り替えられるのも魅力。14cmファンは、最大1300RPM、風量約58CFMといった性能だ。

 また本体表面と裏面に十分な隙間があり、ノートPC底面大半を冷やすことができる部分も注目のポイントだ。OCCT上で表示されたCPU温度は67~68度。20分追加実行してもそのままだった。

底面。ファンまでの間に十分な距離が用意されているため、吸気/排気性能は上々

角度調整には非対応。風量やダイヤルと一気に1300RPMで回転させる爆風モードボタンがあるが、騒音は気にならないレベルだ

厚みは最大69mm。ノートPCを載せて操作はやや難しい

キーボード面の温度を見てみると、全体的に低下しているのがわかる

裏面。軽い負荷が続く状態であれば、本体のファン駆動音も気にならずに済むだろう

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