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「楽天市場アプリ」経由の流通総額が82%増…楽天四半期決算

2015年11月06日 01時20分更新

記事提供:通販通信

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image 楽天(株)が5日発表した第3四半期(1~9月)連結決算は、売上収益が前年同期比21.3%増の5147億1100万円、営業利益は同13.5%増の829億5800万円、四半期利益は同0.4%減の425億3700万円となった。楽天市場・楽天トラベルなどの国内ECサービスやFinTech(インターネット金融)が好調で増収増益となった。

 インターネットサービスでは、国内ECで楽天ID決済などの「楽天経済圏のオープン化戦略」、スマートデバイスの強化、トップページのリニューアルなどのユーザー満足度向上策を実施し、売上収益は同22.5%増の3094億9500万円、セグメント利益は同22.5%増の565億1300万円となった。その他、FinTech事業は営業利益が同16.3%増となり、電子書籍ビジネス(Kobo+OverDrive)は、四半期ベースで初めて黒字に転換した。

 楽天市場のモバイル比率は51.3%となり、3カ月で2.8ポイント上昇した。楽天市場アプリ経由の流通総額は同82.2%増となり、PCやスマホ向けサイトを利用するユーザー数を上回った。楽天市場に出店していない企業が楽天IDを通じて決済ポイントの利用が可能になる「楽年ID決済」の流通総額は同57%増、楽天ポイントカードの流通総額は同2.5倍となった。

 楽天トラベルを含む国内EC流通総額は同12.6%増の6884億円で、国内グループ流通総額は同20.9%増の1兆8743億円だった。海外消費者向け流通総額は中国で同101%増、米国で同82%増、香港で同77%増となり、全体では同50%増だった。

 楽天市場の出店店舗は、過去最高の4万2601店(15年9月)に達し、77%の出店店舗が100商品以上を販売登録していた。

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