Apple Musicのレコメンドの弱さ
レコメンデーションには、その裏付けとなるデータが必要です。GoogleはYouTubeの再生履歴、AmazonのPrime Musicは実際に使えていないのでわかりませんが、CDの購入履歴と関連付けてくるでしょう。今でも、AmazonがおすすめしてくるCDには、ときどき感心することがあります。
Apple Musicのウリは人力によるレコメンドだったはずですが、正直言ってガッカリしました。「はじめてのブライアン・イーノ」ってなんだそれ。中学生の頃(恥ずかしながら40年前)から聴いとるがな。ライブラリに入っているものをオススメするくらい誰にでもできるぞ。そんな感じです。
ただ、昔買おうかどうか迷っていたアルバムを見つけてラッキー、という場合もあります。でも買おうかどうか迷っていたアルバムなんてものは、いま聴いてもつまらないわけで、ああ、やっぱり駄作だったんだ、買わなくてよかったということがわかるだけです。駄作発見機にお金を払ってどうするんだ。そんなわけで、私のココロはもう離れそうです。
音楽マニアのレコメンドでおもしろいのは、なんらかの条件を限定した場合に限ります。ビートルズでベストアルバムを作れだの、無人島に持っていくレコードだの。オススメしたい音楽なんて音楽好きには山ほどあるわけですから、無茶を承知でそれを楽しむという受け手の態度があってこそ、初めて成り立つエンターテインメントであるとも言えます。
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Googleのすごさを実感した画面。monogrammeというマイナーなニューウェイブ系インディーズバンドをGoogle Play Musicにアップロードし、ラジオを起動して関連アーティストを再生してみました。このバンドが影響を受けたアーティストを完ぺきに網羅していて驚いています。と言っても、monogrammeは私の参加しているバンドで、それをGoogle Play Musicで聴いているのは、間違いなく世界中で私一人という状況なので、私の再生履歴を把握しているなら当然という話です。ただ、もしそうなら、ほとんどそれしか聴いていないBABYMETALも関連付けられなければおかしい。つまり間違いなく音楽の傾向で切り分けられているので、Googleでの検索や、YouTubeの再生履歴を参照している可能性が高いとにらんでいます
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