Extremeシリーズ最上位モデル
「Z170 Extreme7+」
Z170 Extreme 7+はExtremeシリーズ最上位となる製品。Z170 Extreme4に搭載されている特徴はもちろん、最上位モデルということで、様々な面でZ170 Extreme4を大きく上回る贅沢な仕様となっている。
電源フェーズは12フェーズに強化されるとともに、60Aの大電流に対応する「Premium Ferrite Choke」の採用により、効率性、安定性、信頼性を向上。また、CPU電源供給回路は、820μFと100μFと2種類のコンデンサーを利用する「Combo Caps」という仕様となり、従来に比べてレスポンスが53%向上、ノイズが33%低減しているという。この仕様により、安定したCPU駆動を可能としている。
また、Z170 Extreme4では1スロットだったUltra M.2を3スロット搭載するとともに、ハーフサイズのミニPCIeスロットも用意し、高い拡張性を実現。超高速SSDも豊富に搭載できる。
背面にType AとType CのUSB 3.1ポートを備えるのに加えて、ケースの5インチベイに装着して利用するUSB 3.1前面ポート拡張ユニットが付属する点も特徴のひとつ。計4ポートのUSB 3.1ポートが利用できるため、将来USB 3.1周辺機器が豊富に登場してきても安心だ。
この他にも、PCI Express Gen3 x16スロットを4スロット、SATA Expressを3ポートにSATA 6Gbpsを10ポート、インテル製ギガビットイーサネットを2ポート標準搭載するなど、メインストリームPCだけでなく、ワークステーション用途やエンスージアスト用途にも柔軟に対応できるだろう。実売価格は4万3000円前後とさすがに高価だが、その金額に見合った仕様が盛り込まれ、上級ユーザーにも納得の製品だ。
「Z170 Extreme7+」スペック表 | ||||||
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フォームファクター | ATX | |||||
チップセット | Intel Z170 Express | |||||
メモリー | DDR4-3600+(OC)対応×4 | |||||
拡張スロット | PCI Express (Gen3) x16×4、PCI Express (Gen3) x1×1、PCI Express (Gen2) x1×1、mini-PCI Express×1 | |||||
ストレージ | SATA Express×3、SATA 6Gb/s×10、Ultra M.2×3(PCI Express Gen3 x4) | |||||
インターフェース | USB 3.1×2(背面Type A×1、Type C×1、フロントType A×1、Type C×1)、USB 3.0×8(背面4、ヘッダピン4)、USB 2.0×8(背面2、ヘッダピン6)HDMI×1、DisplayPort1.2×1、DVI-D×1、PS/2×1 | |||||
ネットワーク | Intel「I219-V」、Intel「I211-AT」 | |||||
サウンド | 7.1ch HD Audio(Realtek ALC1150)「Purity Sound 3」 |
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