日本航空にApple Watch用製品も提供 - 「IBM MobileFirst for iOS」
2015年04月14日 22時00分更新
日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、アップルとの提携に基づいたアプリケーション群「IBM MobileFirst for iOS」を発表した。
iPhone/iPadで利用できるビジネスアプリケーション群で、「ビジネスをモバイルで再設計し、プロフェッショナルの力を引き出すアプリ」と位置づけている。
日本語化を完了したアプリとして、以下8種類をラインアップ。さらに、英語版を含めて14種類のアプリを開発し、一部では導入が開始されているという。
- 「Advise & Grow」
- 「Trusted Advice」
- 「Retention」
- 「Case Advice」
- 「Sales Assist」
- 「Pick & Pack」
- 「Expert Tech」
日本IBM 取締役専務執行役員 グローバル・ビジネス・サービス事業本部長のキャメロン・アート氏は、「IBMとアップルとの提携は独特のものであり、モバイルの機能性をビジネス分野に提供するものになる。
IBM MobileFirst for iOSは、IBMのコンサルティング組織である、グローバル・ビジネス・サービス(GBS)事業本部のコンサルティングの経験、システム統合の実績に、アップルのエレガントなユーザー体験が加わって実現したもの。業界に特化したアプリであり、業界特有の課題を解決し、業務変革をサポートするアプリである。また、ワークフローやプロセスを再構築し、ビジネスモデルを変えることができる。それを、iPhone/iPad向けに、美しく、シンプルな形で提供できる。今後は、これらのアプリの利活用に向けた提案を加速する」とした。
日本IBMが公開したIBM MobileFirst for iOSの製品群は以下の通りだ。
銀行・金融・保険マーケット向けアプリ
銀行・金融マーケット向けのAdvise & Growは、銀行員が店舗内で小規模事業者のユーザーに接客する際に、顧客情報や競合分析を参照。分析に基づいた洞察により、個々の顧客に対する提案を行なえる。
Trusted Adviceは、金融アドバイザーがモバイル環境においても、顧客のポートフォリオにアクセスし、管理できるアプリ。モデリングツールを活用した提案を可能にし、安全に取引を完了できる。
Advisor Alertsは、資産運用亜ドバイサーが取引の承認、トレードの問題、口座の満期などのほか、クライアントの不満やマーケット情報をプッシュ通知で受け取り、クライアントにサービスを提供できるアプリだ。
保険業務向けのRetentionは、エージェントが顧客情報と履歴にアクセスできるもので、分析に基づくリテンションリスクスコアのほか、スマートアラート、通知機能などのほか、電子署名や保険料の徴収などにも活用できる。
行政向けアプリ
行政向けとなるCase Adviceは、DVなどの問題を解決するケースワーカーが、ある家族、または状況に対して、外出先から即座に判断が求められる場合にも対応できるアプリで、リアルタイムアナリティクスから得られる洞察に基づいて、担当ケースの対応の優先順位づけなどを行なう。
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