ニュースサイトのトピックスやお気に入りの作業用BGMなど、毎日同じようにアクセスするウェブサイトは意外と多い。しかし別のアプリで作業していて、少しだけニュースを確認したり、動画をBGMにして流したりするためだけにブラウザを立ち上げるのはいささか面倒だ。
そこでMacのダッシュボードが役に立つ。ダッシュボードとはカレンダーや時計といったウィジェットを配置できる場所で、初期設定ではDockやMission Controlなどから開くことができる。
実はここにウェブサイトの任意の部分を切り抜いて、ウェブクリップウィジェットとして貼り付けることができるのだ。
設定するには、まずSafariで切り抜きたいページにアクセスし、右クリックして「Dashboardで開く…」を選択する。
すると画像のように枠が現れるので、マウスポインタで切り抜きたい箇所を選び、クリック。トリムするように切り抜き枠をマウスで調整したら、右上の「追加」を選ぶ。
切り抜いたウェブサイトの一部がダッシュボードに貼り付けられたらOKだ。もし表示部分がズレていたら、枠内右下の「i」ボタンをクリックして「編集」を選んでサイズを調節することも可能。
「Dashboardの表示時にのみ音声を出す」のチェックを外せば、デスクトップに戻っても音声が出続ける。作業用BGMなどのクリップに便利だ。
ウェブクリップは「command」キー+「R」キーで最新の情報に更新できる。削除するにはダッシュボードの左下にある「-」ボタンをクリックするか、削除したいクリップにマウスを合わせ「option」キーを押下すれば、削除ボタン「×」が現れる。追加や削除が簡単なので、直感的に操作できるはずだ。
ダッシュボードはアプリや通知センターに押され、最近は存在感が薄いため、存在自体を忘れている人も多いかもしれない。しかしお気に入りのサイトを手軽にチェックできるため、意外と役立つTipsだ。