富士通と富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は3月27日、データーセンター事業の組織統合・再編を4月1日付けで実施すると発表した。富士通と富士通FIPがそれぞれで行っていたサービスデリバリー機能、サービスとツール開発機能を富士通FIPに統合し、ファシリティの計画と管理機能を富士通に統合する。
今後はファシリティ、ネットワーク、ICT機器、インフラ運用を一つのプラットフォームとして提供するビジネスモデルに転換。これにより、国内外の顧客は、ロケーションを意識することなく、様々な機能を最適化した状態で利用でき、より一層安定的に自身のシステムを運用することが可能になるとしている
なお、富士通FIPは1989年に「東京データセンター」を開設し、これまで700社以上から約2万3000台のサーバーを預かっているという。また、富士通は1995年に「館林システムセンター」を開設しており、国内ITアウトソーシング市場9年連続売上No.を誇り、1000社を超える多種多様な顧客が利用しているとのことだ。